ティアットが現れた……☆ (2012/01/20 22:37)
ティアット> こんにちわ。ティアットです。ニューゲートに着いてから、一ヶ月になろうとしています。住む場所も(勢いで)決まり,乱雑な館の掃除の目処もつき始めたころ,新しい問題が発生しました。 (2012/01/20 22:41)
ティアット> どこにいても発生する問題。生活費です。よくよく考えればボクは「仕事」を求めてニューゲートに来たわけではありません。「手伝い」をしに来たのです。というわけで当然収入はありません。 (2012/01/20 22:44)
ティアット> 先生は、「俺の手伝いをしていない(今はボクの生活空間を確保してる)ので,当然給金は無しだ。」と豪語しています。・・・イヤ、だったら、洗濯とか食事のしたくはどうなんだ・・・。と思ってしまいますが。 (2012/01/20 22:46)
ティアット> 文句の1つも言いたいケド、そこはグッと我慢。ボクだっておとなですからw とりあえず仕事を探して街に出ました。 (2012/01/20 22:47)
ティアット> さすが、諸国から種族の枠を超えて集う街だけのことはあります。目に入るのは『求む!』『急募!!』『不問!』とかの掲示物。
ここに来て選り好みする必要も無いので,即金的な仕事を探すことにしました。 (2012/01/20 22:50)
ティアット> 〜 ヤチェフ伯爵主催パーティ 〜 (2012/01/20 22:52)
ティアット> 様々な人たちの中には,当然権力者もいます。貴族,商人,聖職者,識者などなど。人が集まれば力関係を示す小競り合いは少なからず起こり,権力者ともなればそれは日常的に、といっても良いくらいに発生します。 (2012/01/20 22:55)
ティアット> かといって,刃物や鈍器持って争うというわけにもいきません。穏やかに平和的にかつ効果的な手段として,毎晩どこかの区画のだれそれさんが,パーティや舞踏会などといったことを催しているわけです。 (2012/01/20 22:57)
ティアット> というわけで、ボクもその争いの渦中に巻き込まれるように舞踏会という権力闘争の会場にやってきました。まぁ,そこそこ給金も良かったしね^^ (2012/01/20 22:59)
ティアット> 会場は紳士淑女ろうにゃくにゃんにょ(がり)・・・+w;
老若男女がきらびやかな衣装を纏い,我こそは!と自らを誇示すべく静かにそしてあからさまに闘志を燃やしています。 (2012/01/20 23:03)
ティアット> 権力の誇示するもの,知識をひけらかすもの,芸術を披露するもの,出会いを求めるもの,敵を蹴落とそうと画策するもの・・・。 (2012/01/20 23:04)
ティアット> 「・・・・」そんな光景に圧倒されつつボクは廊下を歩いていきます。 (2012/01/20 23:06)
ティアット> ???「さ、はやくこれに着替えなさい。そんな服装では浮いてしまうわ。」 (2012/01/20 23:08)
ティアット> 急いで着替え,手足を伸ばしたり動かしたりして着心地を確かめるボク。着替えを手渡してくれたヒトに視線を向けると,『ついてきなさい』といわんばかりの身振りでボクを促しました。 (2012/01/20 23:13)
ティアット> やがてボクのすすむ先に会場となっている広間の扉が見えてきました。歩を進めるごとに談笑や音楽が聞こえてきます。 (2012/01/20 23:15)
ティアット> そして,その扉に手をかけ・・・・・・ることも無く足早に通り過ぎ,さらに奥にすすんでいきます。廊下は次第に暗さを増し,やがて再びヒトの声や物音が聞こえ始めました。 (2012/01/20 23:19)
ティアット> さっきの楽しそうな笑い声や優雅な音楽とは程遠い,怒号と喧騒。
「さ、あなたの持ち場はここよ。しっかり働きなさい」
ボクをここまで案内したヒトは,半ば脅すようにそういうと,今来た廊下を戻っていきました。 (2012/01/20 23:21)
ティアット> おそるおそる『持ち場』を覗き込んだボクの目に映ったものは,まさに戦場と呼べるものでした。
狭い空間に押し込められたヒト。ぶつかろうが、足を踏もうがまるでお構いなし。大きな調理なべの中の煮えたぎる液体。その液体からはみ出た骨。・・・まぁ,出汁取ってるんだろうけど,なんか怖い・・・。 (2012/01/20 23:27)
ティアット> 調理器具も具材もよく目にするものばかり。なんだけど・・・。
この料理,食べたら死んじゃう。みたいな錯覚をしてしまいそうなくらい,ボクは圧倒されてしまいました。 (2012/01/20 23:31)
ティアット> しばらく呆然としていると・・・・
???「ん?」
「ひっ・・」
コックらしきヒトとボクの目があってしまいました。 (2012/01/20 23:33)
ティアット> ???「んなところに突っ立ってないで、さっさと洗い物しろぃ!!」 (2012/01/20 23:36)
ティアット> 「は、はいぃ!すみません!」
邸宅全体に響き渡るような声にはじかれる様に厨房に入ったボク。
こうして舞踏会の裏方としての夜は始まりました。 (2012/01/20 23:38)
ティアット> ****皿洗い中****
皿洗いマスター「落として割るなよ?一生かかっても払いきれんぞ?」
ティアット「ひーん;w;」 (2012/01/20 23:41)
ティアット> ***盛り付け中***
ぐぅ・・・(何か鳴った音)
ティアット「(ひょいぱく)・・・・変わった味・・・。」
盛付け主任「誰かここにあった薬味の『サンポレプスモモンガの睾丸』知らないか?」
ティアット「・・・・・・。」 (2012/01/20 23:46)
ティアット> ***芋の皮むき中***
ティアット「〜♪」
皮むき見習い「おぉおお?!なんて速さだ!」
ティアット「へへ〜♪こんなのもできるんだよ?(しょりしょりしょり・・・)」
皮むき親方「バカッタレ!芋で『ウサギりんご』してどうする!」 (2012/01/20 23:51)
ティアット> ティアット「・・・すみません。ちょっとトイレ行きたいんですけど・・・」
なんかの主任「ああん?お前さんの休憩は後15分後に2分間与えられるからそれまで我慢しとけ。」
ティアット「・・・・・鬼。」 (2012/01/20 23:58)