☆メルヴァス(GM)が現れた……☆ (2015/02/16 01:33)
妖艶な少女(NPC)> ──ふうん。司祭がいるのにずいぶんとずさんな埋葬。 (2015/02/16 01:34)
妖艶な少女(NPC)> 英雄のその後が語られないのは… (2015/02/16 01:35)
妖艶な少女(NPC)> つまらないから。ありふれているから。ものがたりをけがすから。 (2015/02/16 01:36)
妖艶な少女(NPC)> …例え、本物が別の場所に埋葬されていたのだとしても (2015/02/16 01:36)
妖艶な少女(NPC)> ベルシードという概念、シックと言う概念のみで用は足りる。 (2015/02/16 01:37)
GM> (少女は盛大に墓石を蹴り上げる) (2015/02/16 01:37)
妖艶な少女(NPC)> めざめなさい、めざめなさい、めざめなさい。 (2015/02/16 01:38)
妖艶な少女(NPC)> “悲劇はまだ終わらない” (2015/02/16 01:38)
妖艶な少女(NPC)> あら、予想以上に素敵な姿をしていたのね?あなた。 (2015/02/16 01:38)
妖艶な少女(NPC)> 洗礼を受ければあなたたちも「天使」の仲間入り (2015/02/16 01:39)
妖艶な少女(NPC)> 例え、素体がアンデッドであろうと…物語の登場人物であろうと (2015/02/16 01:39)
妖艶な少女(NPC)> 誰かの心に残っているなら事足りるのよ。 (2015/02/16 01:40)
妖艶な少女(NPC)> そうね、人間たちが数百年かけて歪め続けてきた聖地を取り戻す戦いだもの。 (2015/02/16 01:41)
妖艶な少女(NPC)> 残念だけど、奇跡ひとつじゃあニューゲートは滅ばないわ… (2015/02/16 01:42)
妖艶な少女(NPC)> さあ、いきましょうか。あなたたちには新しい名前が必要ね。 (2015/02/16 01:42)
天使(NPC)> … (2015/02/16 01:43)
天使(NPC)> … (2015/02/16 01:44)
妖艶な少女(NPC)> …やっぱり『死者支配』ってつまんないわ。 (2015/02/16 01:44)
妖艶な少女(NPC)> まぁ、抵抗されたらただではすまなかっただろうし。仕方のない出費ね。 (2015/02/16 01:45)
妖艶な少女(NPC)> そうねぇ。あなたは『パルチザン』 (2015/02/16 01:45)
パルチザン(NPC)> … (2015/02/16 01:46)
妖艶な少女(NPC)> あなたは『タージェ』 (2015/02/16 01:46)
タージェ(NPC)> … (2015/02/16 01:46)
妖艶な少女(NPC)> 最強の矛と、最強の盾。役に立ってもらうわよ (2015/02/16 01:47)
妖艶な少女(NPC)> (ひゅるひゅると落ちてきた墓石を片手で掴み、放り捨て) (2015/02/16 01:47)
GM> 墓が本物であったか偽物であったのか、そんなことはたいした問題じゃあない。 (2015/02/16 01:48)
GM> そこに眠る魂があると信じている人が…それを暴かれたのだというショックを与えればいい。 (2015/02/16 01:48)
GM> 死体の有無はたいした問題じゃあない。 (2015/02/16 01:49)
GM> 為した事を覚えている人間が、奪い去られた…つまり、何もなくなっていることに気づけばいい。 (2015/02/16 01:50)
GM> 耐久度自体は元の彼らからするときわめて低い、と言わざるを得ないだろう。 (2015/02/16 01:50)
GM> しかし、彼らの魂を汚したには訳がある。 (2015/02/16 01:51)
GM> 『絶対』を『絶対』で打ち破ろうとしたからだ。 (2015/02/16 01:51)
GM> 人間は計り知れない事を目の当たりにすると…『絶対』だと思い込んでしまう。 (2015/02/16 01:52)
GM> 彼らは…亡くなった者を理解するには未熟すぎ… (2015/02/16 01:52)
GM> 故に、究極の対抗策を打ち出さねば破れないようなものを想像する。 (2015/02/16 01:53)
GM> もし、シアンに力があれば。『無限の再生』と言う概念がタージェに宿ることはなかったかもしれない。 (2015/02/16 01:54)
GM> 例え、総耐久力が1しかなくとも。あらゆる処理を行なった後に1点だけ耐久力が回復する…そんな化け物が、生まれてしまったのだ。 (2015/02/16 01:55)
GM> それはおとぎばなしの狂気。合う鍵がなければ力ではねじ伏せられない無限の迷宮。 (2015/02/16 01:56)
GM> そして、それをあけるための鍵まで、相手の手中にある。 (2015/02/16 01:56)
GM> 致命傷に至れば回復し、根負けするまで切り刻む絶対の剣。パルチザンはそのような存在だ。 (2015/02/16 01:57)
妖艶な少女(NPC)> どんな理由があろうとも…… (2015/02/16 01:59)
妖艶な少女(NPC)> 未来を欲するなら、自らを手放すなかれ。 (2015/02/16 01:59)
GM> だが、この少女はまだ知らない。 (2015/02/16 02:00)
GM> 本物のヒーロー、というものを… (2015/02/16 02:00)
☆メルヴァス(GM)が去っていった……☆ (2015/02/16 02:00)
☆シアン(GM)が現れた……☆ (2015/02/16 17:08)
GM> ―次の日― (2015/02/16 17:08)
GM> シアンとシエル、アシュリーの3人は改めて墓を訪れるつもりだった。 (2015/02/16 17:10)
GM> 細かな傷は包帯で、大きな傷は魔法で癒やしたボロボロの少年は自らの中で『自分がどうあるべき』か解らなくなっていた。 (2015/02/16 17:13)
シアン> (…。弱ければ皆を守れない、強ければ『あちら』で聞いたような化け物になる…) (2015/02/16 17:14)
GM> 『心』の問題ではなく、『体』の強さ。 (2015/02/16 17:15)
GM> それを身につける為に、ベルシードは長い時間を費やした。 (2015/02/16 17:16)
GM> その上で、相討ちを望んだ。 (2015/02/16 17:16)
シアン> (ならば、俺はどうあればいいのか) (2015/02/16 17:17)
GM> そんな事を考えながら、墓についた。 (2015/02/16 17:18)
GM> 二つの出来事があった。 (2015/02/16 17:18)
GM> 一つは、墓の前で剣を持った褐色の少女が佇んでいた事。 (2015/02/16 17:19)
GM> そしてもう一つは、墓が壊されている事だった。 (2015/02/16 17:20)
GM> 不思議と、少女が壊したようには感じなかった。 (2015/02/16 17:20)
アシュリー(NPC)> …こんにちは。そのお墓の事、知ってる? (2015/02/16 17:21)
剣を持つ少女(NPC)> …知ってるわ。 (2015/02/16 17:21)
剣を持つ少女(NPC)> ベルっていう、男の人が眠っていたの。 (2015/02/16 17:22)
GM> 壊されているから、眠っていない。 ということだろうか。 (2015/02/16 17:23)
GM> いや (2015/02/16 17:24)
アシュリー(NPC)> …このお墓。立てた剣の鞘が、消えてる。 (2015/02/16 17:25)
GM> もはや力を失っていたから、持って行かなかった守護の石のはまった鞘が消失していた。 (2015/02/16 17:26)
GM> 『蘇生』の魔法が脳裏をよぎったが、そうするつもりであれば、こんなに乱暴に墓を壊す理由が思いつかなかった。 (2015/02/16 17:27)
GM> つまり、『墓荒し』と言う事だろう。 (2015/02/16 17:28)
剣を持つ少女(NPC)> …許せないよね。 (2015/02/16 17:28)
剣を持つ少女(NPC)> あの人の居場所を奪って、誰かが作った墓すらも壊すような (2015/02/16 17:30)
剣を持つ少女(NPC)> 『この街が』 (2015/02/16 17:31)
GM> 少女が顔をあげる。 (2015/02/16 17:31)
GM> そんな目を、この場に居る全員が見たことがあった。 (2015/02/16 17:32)
GM> 『何かを決意した者』の目だった。 (2015/02/16 17:35)
GM> そんな中、少年だけが一歩前に踏み出して (2015/02/16 17:37)
シアン> それでも。 (2015/02/16 17:37)
シアン> 『居場所があったのもこの街だ』 (2015/02/16 17:37)
GM> しかし、その言葉は少女に届いたようには見えなかった。 (2015/02/16 17:38)
GM> 少女が、剣を静かに鞘から引き抜こうとする。 (2015/02/16 17:39)
GM> 僅かに刀身が見えた。 (2015/02/16 17:40)
GM> 瞬間、シエルとアシュリーが静かに倒れた。 (2015/02/16 17:41)
GM> 斬られたわけではない。 (2015/02/16 17:41)
GM> 攻撃を受けたわけでもない。 (2015/02/16 17:41)
GM> 二人はただ、怖かった。 (2015/02/16 17:42)
GM> 少女の持つ剣を見た時 (2015/02/16 17:44)
GM> 本能が、『あの剣に斬られるぐらいなら倒れた方がマシ』だと感じた。 (2015/02/16 17:44)
GM> ただ一人、シアンはさらに一歩踏み込み、重く、黒い木剣を抜いて (2015/02/16 17:54)
GM> 少女を『救う』為に剣を構えた。 (2015/02/16 17:55)
GM> そして、その背を見て、ここに来るまで黙っていたシエルは (2015/02/16 18:01)
シエル> …お願いします。 (2015/02/16 18:01)
シエル> 先生はもう、私の知ってる先生じゃなくなっちゃったのかもしれない。 (2015/02/16 18:10)
シエル> 目的を達成する為に、多くの人を巻き込んで、犠牲を出したことだってあったのかもしれない。 (2015/02/16 18:11)
シエル> …でも、私と関わった『ベルシード先生』だって、確かに居た… (2015/02/16 18:12)
シエル> …だから、守って『ヒーロー』。私の大好きな、『先生』を…。 (2015/02/16 18:14)
GM> 少年の声が、風に流れて聞こえてきた。 (2015/02/16 18:16)
シアン> 『了解』 (2015/02/16 18:16)
☆シアン(GM)が去っていった……☆ (2015/02/16 18:17)
☆シアン(GM)が去っていった……☆ (2015/02/16 20:04)