☆シアン(GM)が現れた……☆ (2015/03/29 20:48)
GM> -街道の途中の宿- (2015/03/29 20:49)
GM> 少女のために、急がなくてはならない。そんな事は解っていても、強行軍を行い、アルファで力を発揮できないという事態に陥るわけにはいかないと言う事で、ペースを落とさないようにしつつ宿に泊まる二人だったが (2015/03/29 20:53)
GM> 二人は奇妙な居心地の悪さを感じていた。 (2015/03/29 20:53)
GM> またしても期間限定品のメニューを頼みつつ、金髪の少年は (2015/03/29 20:55)
ラント(NPC)> …なぁ。何か視線を感じないか? (2015/03/29 20:55)
シアン> …あぁ。すっげー見られてる。ていうか、来る時も尾行されてたような気がする。 (2015/03/29 20:56)
GM> こちらは無難にオススメの品を頼んでいた。 (2015/03/29 20:58)
ラント(NPC)> レディちゃんの仕業か?ハトで姉さんとやらにメッセージ飛ばしてたし。 (2015/03/29 20:59)
シアン> どうだかなぁ。まぁ俺が監視対象だとか言ってたし、そんなとこかもな。 (2015/03/29 21:01)
ラント(NPC)> えー、俺完全にとばっちりじゃねえか。 (2015/03/29 21:01)
GM> 二人がこっそり周りを見回すと、一人の男と目があった。その男の座るテーブルには、仲間と思わしき人間も居る。 (2015/03/29 21:05)
ラント(NPC)> あれか。 (2015/03/29 21:05)
シアン> あれだな。 (2015/03/29 21:05)
GM> 妙に納得している二人。 (2015/03/29 21:05)
ラント(NPC)> で、どうするよ。倒しておくか? (2015/03/29 21:06)
シアン> いや、確証はないし。それ以上に、もう少しで精霊魔法と矢が飛び交う戦場に行くかもしれないんだ。事は荒立てないでいよう。 (2015/03/29 21:07)
シアン> そういえば、助ける女の子がどんな子か聞いてなかったな。 (2015/03/29 21:09)
ラント(NPC)> あぁ。正確には女の子かどうかも怪しいんだ。 (2015/03/29 21:11)
シアン> は?今流行りの男の娘的なアレか? (2015/03/29 21:11)
ラント(NPC)> いいや、それ以上に人間かどうかも怪しい。 (2015/03/29 21:12)
シアン> 別の種族ってことか? (2015/03/29 21:12)
ラント(NPC)> そ。まぁエルフじゃないし、ハーフでもない。ドワーフでもなければリルドラケンでもなくて、ナイトメアでもルーンフォークでも…。 (2015/03/29 21:14)
シアン> フェザーフォルクか? (2015/03/29 21:14)
ラント(NPC)> いーや。多分違う。 (2015/03/29 21:14)
シアン> はぁ?まさか妖魔だっつんじゃねえだろうな? (2015/03/29 21:16)
ラント(NPC)> …それが一番近いかもしれないけど、彼女について話すってんなら、『あっち』…フォーセリアの話からしなきゃならない。 (2015/03/29 21:19)
シアン> …また長くなりそうだな。 (2015/03/29 21:19)
ラント(NPC)> まぁ、黙って聞いてくれや。 (2015/03/29 21:19)
ラント(NPC)> あっちの方で、少し前に魔神戦争っていう争いがあったのはお前も知ってるだろ? (2015/03/29 21:22)
シアン> あぁ。英雄譚が作られてるぐらいだからな。 (2015/03/29 21:22)
ラント(NPC)> 魔神には、人に化ける奴が居るってのは聞いたことがあるか? (2015/03/29 21:24)
シアン> それも有名だな。 (2015/03/29 21:25)
ラント(NPC)> …戦争が進んで、人が死んだり、飯に餓えたりする中で、そんな噂が広がった時どうなると思う? (2015/03/29 21:28)
シアン> …魔女狩り、か。 (2015/03/29 21:28)
ラント(NPC)> 裁判にかけた相手が、魔神か人間かはどうでもよくなったことだってあって、たくさんの人が殺された。 (2015/03/29 21:30)
ラント(NPC)> そんな中、小さな村で一人の女の子が裁判にかけられた。 (2015/03/29 21:31)
ラント(NPC)> 『この聖なる炎に手で触れて火傷をすれば魔女』勿論、それは聖なる炎なんかじゃあない。…でもその子は火傷しなかった。 (2015/03/29 21:34)
ラント(NPC)> 『この子を水の底に沈めて、神が彼女に加護を施して下さっているのなら水の中で苦しむことはないでしょう』勿論、水の中で息が出来る神の加護なんてない。…それでもその子は生きていた。 (2015/03/29 21:49)
ラント(NPC)> 『この牢に一月閉じ込めても、彼女が魔女でないなら餓えに苦しむことはない』もはや、論理が破綻している領域だった。…それでも彼女は痩せなかった。 (2015/03/29 21:51)
ラント(NPC)> 裁判に取り仕切っていた神父は少女を見て、腰を抜かした。 (2015/03/29 21:54)
ラント(NPC)> 『何故。何故お前が生きている。あれだけの事をされて何故お前は、姿を変えず息をしている』 (2015/03/29 21:55)
ラント(NPC)> 多くの試練、いいや、虐待を受けて狂いかけていた少女は優しく笑ってこう言った。 (2015/03/29 21:57)
ラント(NPC)> 『嫌ですわ神父様。あなたが仰ったではありませんか。私が魔女でないのなら、神の加護が私を護って下さるのだと』 (2015/03/29 22:00)
ラント(NPC)> そんな狂った裁判制度では、こう結論づけるしかなかった。 (2015/03/29 22:03)
ラント(NPC)> 『白髪の少女…ホロウは、魔女ではない』 (2015/03/29 22:03)
ラント(NPC)> だからって殺せない生物を放置するわけにもいかなくて、ホロウを樽に詰めてグランドフォールから流した。 (2015/03/29 22:08)
ラント(NPC)> アルファに流れ着いて、拾われて。何重もの魔法の扉と、厳重な警備のしかれた堅牢な祠で、今度は精神の精霊をいじくりまわされてるって事。 (2015/03/29 22:10)
シアン> …成程。で、何で今更その子を助けようと思った? (2015/03/29 22:17)
ラント(NPC)> ウルとアシュリー以外にも魔人が居る可能性がある。魔人になろうが基本的に肉体の強度はあくまで人の範囲だ。 (2015/03/29 22:19)
ラント(NPC)> アシュリーはお前が倒したから大丈夫だろうが、ウルがホロウを手にして、人が変わらないとは俺は言い切れないし、他の魔人に拾われてもロクな事にならない。 (2015/03/29 22:20)
ラント(NPC)> だから、俺達が彼女を拾って居場所を作る。そういう事だ。 (2015/03/29 22:21)
シアン> いきなり殴りかかってきた割に、まともな事を言うじゃないか。 (2015/03/29 22:22)
ラント(NPC)> 『強くなる』のは楽しいが、その邪魔が入ったり、その過程で『無関係な人間を巻き込む』のは胸糞悪いからな。 (2015/03/29 22:25)
シアン> 成程な。…『死なない生物』を魔人が手にして、何もないとは俺も思えない。そうじゃなくても、ホロウは助ける気だったけどな。 (2015/03/29 22:28)
ラント(NPC)> さて、細かい事はおいおい話すとして、そろそろ寝るぞ。 (2015/03/29 22:28)
ラント(NPC)> そろそろアルファにつくからな。気合入れてくぞ。 (2015/03/29 22:30)
シアン> 言われるまでもないさ。そうじゃなきゃ俺らが死ぬからな。 (2015/03/29 22:30)
☆シアン(GM)が去っていった……☆ (2015/03/29 22:30)