☆シアン(ＧＭ)が現れた……☆ (2015/04/13 20:44)
ＧＭ> 青髪の少年は施療院の窓から、外を見てこう思う。 (2015/04/13 20:46)
シアン> …ついてねぇなぁ。 (2015/04/13 20:47)
ＧＭ> 幽閉されている女の子を助けようと思ったら、自力で脱出して、その子に未知の攻撃を浴びせられて、病院送りだ。彼がため息をつくのも仕方がないのだと思う。 (2015/04/13 20:49)
ＧＭ> 不意にドアが開く音がして。 (2015/04/13 20:50)
アリス(NPC)> まぁ、少しは反省したら？直接的なダメージはほぼなかったらしいけど、結構出血したらしいじゃない。血が足りなくなるよ？ (2015/04/13 20:51)
シアン> …以後気をつけます。 (2015/04/13 20:52)
ＧＭ> 彼は知っていた。 (2015/04/13 20:52)
ＧＭ> 彼女が俺の身体を引き合いに出す時は、かなり怒っているという事を…！ (2015/04/13 20:53)
ＧＭ> ので、英雄の卵だとか、ヒーローだとか、天使候補だとか言われていても大人しくするしかないのだった。 (2015/04/13 20:58)
ＧＭ> いや、むしろ…。 (2015/04/13 20:58)
シアン> なぁ、アリス。 (2015/04/13 20:58)
アリス(NPC)> なぁに？ (2015/04/13 20:59)
ＧＭ> 果物を剥く包丁を持つ右手が震えている！！刺される！！ (2015/04/13 21:00)
ＧＭ> しかし、彼だって漢なのだ。ここで踏みとどまるわけにはいかない…！ (2015/04/13 21:00)
シアン> 今度、皆で温泉にでも行こうぜ。 (2015/04/13 21:01)
アリス(NPC)> アルファ、ミッドガルズと来て、次は温泉ね…。 (2015/04/13 21:01)
アリス(NPC)> 温泉！？ (2015/04/13 21:02)
ＧＭ> 驚きながらも、少し機嫌が良さそうに果物を剥くアリスを見て、少年は今更ながら (2015/04/13 21:03)
ＧＭ> 『帰って来たなぁ』と思ってしまうのだった。 (2015/04/13 21:03)
ＧＭ> そう、戦場と日常を行き来することは。 (2015/04/13 21:07)
ＧＭ> 『平和に強烈な違和感を感じるようになること』を意味する。 (2015/04/13 21:08)
ＧＭ> 人によっては、耐え切れず目を抉ってしまう人間や、指を切り落としてしまう人間も居る。 (2015/04/13 21:10)
ＧＭ> 例え、無事に帰って来ても心は素直に影響を受けてしまうのだ。 (2015/04/13 21:10)
ＧＭ> 少年も例外ではない。 (2015/04/13 21:13)
ＧＭ> 戻ってくる度に、この温度差に苦悩する。 (2015/04/13 21:14)
ＧＭ> しかし、日常に復帰出来なければ、戦士という人間は (2015/04/13 21:15)
ＧＭ> 『血に餓えた獣』になるだけだ。 (2015/04/13 21:16)
ＧＭ> だからこそ、思ったのだった。 (2015/04/13 21:16)
ＧＭ> 『本当に、帰って来た』のだと。 (2015/04/13 21:16)
アリス(NPC)> ね、なにか食べたいものはある？本当は、ここのご飯以外のものはダメらしいんだけど、こっそり買ってきてあげる。 (2015/04/13 21:17)
シアン> あ、あぁ。跳ね鹿亭の蜂蜜パイ…金は後で払うから、そうだな…。あの子(エルフの少女)の分を含めて、5個買ってきてくれ。 (2015/04/13 21:19)
ＧＭ> アリスが出て行ってから少しした後、妙な胸騒ぎがした。 (2015/04/13 21:24)
ＧＭ> 根拠も、理由もない。ただ、外に出た方が良いと思った。 (2015/04/13 21:24)
ＧＭ> 外に出ると言っても、ドアから出て見つかれば、すぐにこの部屋へキャッチ＆リリースだろう。 (2015/04/13 21:56)
シアン> …ごめん、アリス。…ちょっと散歩してくるよ。 (2015/04/13 21:57)
ＧＭ> −数分後− (2015/04/13 21:59)
ＧＭ> アリスが紙袋を抱えて帰ってくると、彼は羊皮紙に一言『散歩』と書きなぐり、窓から外に出た後だった。 (2015/04/13 22:00)
アリス(NPC)> …お説教は、戻った後でいっか。 (2015/04/13 22:00)
ＧＭ> 胸騒ぎがしただけで、病院を抜け出すようなバカは、恐らく彼だけだろう。 (2015/04/13 22:02)
☆シアン(ＧＭ)が去っていった……☆ (2015/04/13 22:02)