☆シアン(ＧＭ)が現れた……☆ (2015/05/11 16:43)
ＧＭ> オウカと別れた後の帰り道 (2015/05/11 16:44)
ＧＭ> 少年はこんなことを考えていた。 (2015/05/11 16:44)
ＧＭ> 彼女がノアを襲った事には、自分にも責任がある と。 (2015/05/11 16:45)
ＧＭ> 先日の立ち合いで、自分がオウカに勝っていれば、彼女はノアに仕掛ける事を思い留まったのかもしれない。 (2015/05/11 16:46)
ＧＭ> 全ては自分の弱さに責任があった。 (2015/05/11 16:46)
ＧＭ> そんな事を考えてしまう。 (2015/05/11 16:47)
ＧＭ> ノアが大切な人を守るために、オウカを叩きのめしたのはきっと誰もが『善』だと言うだろう。 (2015/05/11 16:48)
ＧＭ> だが、事情を知らない人間があの光景を見たらどう思うのだろうか。 (2015/05/11 16:48)
ＧＭ> 『1人の華奢な女性を、槍で貫いた』 (2015/05/11 16:49)
ＧＭ> それだけで自分が動く理由としては十分だ。 (2015/05/11 16:50)
ＧＭ> いつだって、正しいから剣を握ってきたわけじゃない。 (2015/05/11 16:50)
ＧＭ> それに、『復讐』とは言うが『自分のため』という側面もかなり多いのだ。 (2015/05/11 16:51)
ＧＭ> オウカは『止めて』と言った。 (2015/05/11 16:51)
ＧＭ> それでも止めないのは、自分が『友達を傷つけられた被害者』と思っているからだ。 (2015/05/11 16:52)
ＧＭ> これもまた、大切な人を守ろうとしたノアよりも、かなり卑屈だと思った。 (2015/05/11 16:54)
ＧＭ> でも (2015/05/11 16:54)
シアン> …今更、か。 (2015/05/11 16:55)
ＧＭ> アシュリーの誘いを受けて、自分が消えていれば、きっとこんな事態も起きなかったのだ。 (2015/05/11 16:55)
ＧＭ> 酒場で話した1人の女性は自分の事を『英雄の卵』だと言ってくれた。 (2015/05/11 16:56)
ＧＭ> 本当にそうだろうか？ (2015/05/11 16:56)
ＧＭ> 『自分の目的の為に、世界中の笑顔を殺戮した人間』が『英雄』？ (2015/05/11 16:57)
ＧＭ> これで、最後に…最期にしよう。 (2015/05/11 16:58)
ＧＭ> ノアを殺すつもりはない。可能だとも思わない。 (2015/05/11 16:59)
ＧＭ> 彼に八つ当たりをして消えよう。 (2015/05/11 16:59)
ＧＭ> 『オウカの復讐』という大義名分で、『善人』に傷を残して、『殺戮者』は消えることにしよう。 (2015/05/11 17:00)
ＧＭ> 自分は幸せだった。 (2015/05/11 17:01)
ＧＭ> 色んな人間に愛された。 (2015/05/11 17:02)
ＧＭ> アリスやシエルと日常を過ごし、ユートやアシュリーと再会し、先輩に剣を教えてもらい、ソフィと軽口を叩きあって、師匠のそばで子ども達を見て…皆に心配されて。皆と依頼をこなした。 (2015/05/11 17:06)
ＧＭ> ノアを…先輩を憎んでいるわけではないことも自覚していた。 (2015/05/11 17:07)
ＧＭ> 自分の弱さに無性に腹が立った。 (2015/05/11 17:08)
ＧＭ> だから、先輩と戦う時には、いつものように。 (2015/05/11 17:08)
ＧＭ> ひたむきに強くなることだけを考えて、先輩と稽古をしたように。 (2015/05/11 17:09)
ＧＭ> 実剣で行う訓練だと思って戦う事にしよう。 (2015/05/11 17:10)
ＧＭ> 自分が死ねば皆はきっと泣いてくれる。 (2015/05/11 17:11)
シアン> あぁ…。 (2015/05/11 17:11)
シアン> 俺も。 (2015/05/11 17:11)
シアン> ずっと一緒に、居たかった。 (2015/05/11 17:12)
☆シアン(ＧＭ)が去っていった……☆ (2015/05/11 17:12)