☆ループおやじ(GM)さんが入室しました。☆ (2013/12/26 21:55)
GM> *** 島国オリオンの、王宮にある地下牢にて *** (2013/12/26 22:06)
GM> ギシ・・・ギシ・・・ギシ・・・・・・ (2013/12/26 22:08)
GM> ギシ・・・ギシ・・・ギシ・・・・・・・・・ (2013/12/26 22:11)
GM> 断続的に、鎖が軋む音が響く。牢の中、さらに鎖でも拘束されたドワーフが1人、黙々と、つま先と片腕だけで体を支え上下に動く筋力トレーニングをしている。腕立て伏せである。 (2013/12/26 22:14)
GM> ドワーフの名はクイという。彼女は戦士であった。地下牢に入り1年以上過ぎているが、半ば趣味で続けている鍛錬によってその筋肉は衰えずに済んでいた。 (2013/12/26 22:20)
GM> この地下牢は広い。彼女のいるフロアには、いまは彼女と、向かいの牢にいる・・・同じように鎖で拘束されている・・・クロードという名の人間がいた。 (2013/12/26 22:23)
GM> クイは、クロードを知っていた。クロードはオリオン国の伯爵で、有名人であった。だが、今は罪人である。牢から出られないものの、命は保証されているクイと違い、彼は冬至祭が終わるまでの命らしい。 (2013/12/26 22:27)
クロード伯(NPC)> よく飽きもせず、精が出るな。体が衰えていくことに単純に恐怖しているのか、それとも出るアテがあるのかね? (2013/12/26 22:37)
クイ(NPC)> ・・・・・・。(体を起き上がらせる) (2013/12/26 22:37)
クイ(NPC)> 未来のことは、誰にもわからない。 (2013/12/26 22:40)
クロード伯(NPC)> (興味のない答えだったのか、つまらなそうに目線を外す) (2013/12/26 22:42)
クイ(NPC)> アンタが、ドワーフにも声をかけるとはね。 (2013/12/26 22:44)
クロード伯(NPC)> (目線を戻し)ドワーフの身で王子の暗殺未遂まで漕ぎつけた者、とあれば。多少の興味は致し方あるまい? (2013/12/26 22:48)
クイ(NPC)> 知っているのか・・・。 (2013/12/26 22:50)
クロード伯(NPC)> ここに生きて居残っているのはそいつだけだと、聞いているからな。 (2013/12/26 22:55)
クイ(NPC)> ・・・・・・。 (2013/12/26 22:56)
クロード伯(NPC)> フッ・・・。 (2013/12/26 23:04)
クイ(NPC)> ・・・どうした。怖くなったのか。 (2013/12/26 23:05)
クロード伯(NPC)> 貴様、私の顔を知っているだろう。知られぬようにはしていない。 (2013/12/26 23:06)
クロード伯(NPC)> ここにきて、恨み言を吐かぬとは、なかなかどうして立派なものだ。それとも、とうに何もかも諦めているのか、わからぬ未来を放棄して? (2013/12/26 23:08)
クイ(NPC)> 恨み言か・・・そうだな。 (2013/12/26 23:08)
クイ(NPC)> ずっと、ここでこうしてて、気力も失せてきたのかもしれない。 (2013/12/26 23:10)
クイ(NPC)> アンタは、朝には死ぬだろう。私にはそれがよくわかる。そういう相手に、何かをぶつける気にはならないってのもある・・・。 (2013/12/26 23:13)
クイ(NPC)> それに・・・・。 (2013/12/26 23:14)
クロード伯(NPC)> 精は出ても、根が尽き果てていたか。興冷めだな。 (2013/12/26 23:14)
クイ(NPC)> 違う。私の根は・・・変えようと思ったんだ。 (2013/12/26 23:16)
クイ(NPC)> 私が伸ばしていた方は、失敗した。間違っていたからじゃないかと、今は思っているんだ。 (2013/12/26 23:17)
クロード伯(NPC)> ・・・・・・。 (2013/12/26 23:18)
クイ(NPC)> 前の私なら、アンタらのような人間は全員、殺してしまえと思っていた。でも、それは違うんじゃないかって。 (2013/12/26 23:18)
クイ(NPC)> ファリス神の御心に従い、正義と法を守って、少しずつ、人間と和解していく方法が、それが・・・。 (2013/12/26 23:20)
クロード伯(NPC)> 黙れ!!! (2013/12/26 23:21)
クロード伯(NPC)> 詰らんことをくだくだと。牢に入り浸りだと頭にもカビが生えるようだな。和解? なんだそれは。貴様、正気か? (2013/12/26 23:23)
クイ(NPC)> ・・・ああ、うっかりしてたよ。アンタには、言ってもわからないことだったな・・・! (2013/12/26 23:24)
クイ(NPC)> どうせ、ドワーフは一生奴隷で当然だと思っているんだろう、アンタみたいな人間は・・・! (2013/12/26 23:25)
クロード伯(NPC)> 私のような人間? ははは! まるで間違っているかのような言い草だな。 (2013/12/26 23:28)
クロード伯(NPC)> 何を勘違いしているのか知らないが、貴様等が我々の奴隷であることは、もちろん、当然。当然のことだ。 (2013/12/26 23:29)
クロード伯(NPC)> 貴様は事を起こす前に、歴史を調べもしなかったのか? 過去、この国では人間種とドワーフ種が覇権を賭けて争った。そして、人間種の我々が勝利し、ドワーフ種は負けたのだ。 (2013/12/26 23:31)
クロード伯(NPC)> 支配権を手に入れた人間種は、負けた貴様等ドワーフ種を奴隷にすることにした。単純な、そして当然の結果だ。逆の立場なら、貴様等の先祖もそうしただろう。 (2013/12/26 23:33)
クロード伯(NPC)> どこにおかしな点がある。勝者が敗者を従えた、それだけのことだ。何故、間違っているかのように言われねばならぬのか? 皆目検討もつかぬ! (2013/12/26 23:36)
クイ(NPC)> ・・・アンタこそ、正気か! いつまでも、そんな勝利がまかり通るわけがない、通ってたまるか! (2013/12/26 23:38)
クイ(NPC)> じゃあずっと、それを続けていく気か!? 昔のことなんて知りもしない子供も、この先の未来の者達もずっと巻き込んで、そんなことが続けられると? (2013/12/26 23:41)
クイ(NPC)> そんなこと、許されるものか! ドワーフ種はもう、私のように黙っていられぬ者で溢れてるんだ! 人間の中にも、こんなことやめようと言ってくれる人もいる! (2013/12/26 23:44)
クロード伯(NPC)> ・・・そうだ、貴様等は黙っていられぬだろう、過去の負けを知らぬ子孫ならばな! (2013/12/26 23:45)
クロード伯(NPC)> だが、許せぬのはそこよ。人間の中にいる、貴様等のいわゆる”理解者”面をしている、その連中よ! (2013/12/26 23:46)
クロード伯(NPC)> ドワーフ種の貴様等を対等の立場にしようなどとのたまっている人間共・・・奴らは正真正銘のクズだ。平等だの権利だのとほざいて己の矮小な良心とやらを満足させるためだけに、奴らは先人が血を流し、命を賭して手に入れた勝利を、権利を、ドブに捨てようというのだから! (2013/12/26 23:57)
クロード伯(NPC)> あいつらは自分の気持ち一つのために、なんでもやっていいのだと信じ込んでいるゴミだ! (2013/12/26 23:58)