☆アリス(GM)さんが入室しました。☆ (2016/04/17 22:36)
GM> 数日前に、オレはニューゲートの街を出た。 (2016/04/17 22:38)
GM> …二週間前、世界を救おうとオレは儀式場を浮上させ、あの男から力を奪おうとした。 (2016/04/17 22:40)
GM> だが、阻止された。 (2016/04/17 22:40)
GM> 『世界を救ってやる』と言ったオレに対して、あの男は『俺達が手を下さずとも、人々は自分で歩んでいける』と言った。 (2016/04/17 22:41)
GM> そして。 (2016/04/17 22:41)
GM> 『世界を見て回ってみればいい』と、そう言ったのだ。 (2016/04/17 22:41)
GM> …アリス達は、オレを責めなかった。 (2016/04/17 22:42)
GM> 間接的にあの男を俺が殺したも同然だと、言えるはずなのに。 (2016/04/17 22:42)
GM> それには、オレを断罪する事を『あの男が望んでいない』という理解があったからだろう。 (2016/04/17 22:44)
GM> だから、すすり泣く少女の姿を胸に刻みこみ、あの男の代わりに人々を正しく見守る事にしたのだ。 (2016/04/17 22:45)
イグニス(NPC)> (夜にも関わらず歩き続け、少し立ち止まって星々を見上げる) (2016/04/17 22:47)
GM> ずっと、自分が正しいのだと思い続けてきた。 (2016/04/17 22:48)
GM> それを否定してくれる人が居なかったオレの頬を、あの男は殴りぬいた。 (2016/04/17 22:49)
GM> そう思い返していると、 (2016/04/17 22:51)
GM> ドッ と鈍い音が響く。 (2016/04/17 22:51)
GM> 音源は、オレの右腕からだった。 (2016/04/17 22:52)
GM> しばらくして、乾いた地面に斬り飛ばされたオレの腕が、落下する音が聞こえる。 (2016/04/17 22:53)
イグニス(NPC)> …っぐ…!? (2016/04/17 22:53)
?(NPC)> …ふむ、奇襲は通常通り効くようだな。 (2016/04/17 22:55)
GM> 立っていたのは、男とも女とも取れないフラットな顔つきの人間だ。 (2016/04/17 22:55)
GM> 直感的に悟る。自分に近い、特別な強さを持つ人間、即ち魔人だと。 (2016/04/17 22:56)
イグニス(NPC)> …っ、妙だな…刃と魔法を通さない障壁を張っていた筈だが…。 (2016/04/17 22:58)
?(NPC)> …成程。そこに付け込まれて『素手』であの男に殴り倒されたというわけだ。 (2016/04/17 22:59)
?(NPC)> だが、右腕を失った今、お前は人より弱いただの人間だ。 (2016/04/17 23:00)
?(NPC)> その腕こそが、力の源なのだから。 (2016/04/17 23:00)
GM> …堕天使を打倒した武器を持った、神聖なる右腕。 (2016/04/17 23:00)
GM> それが斬り落とされた今、目の前の魔人の言う通りだと、言わざるを得ない。 (2016/04/17 23:01)
?(NPC)> (右腕を拾い上げ)さて、立ち去るとしよう。ただの人間に成り下がったお前に、もう用はない。 (2016/04/17 23:02)
イグニス(NPC)> …待て…。 (2016/04/17 23:03)
GM> 全身に残る、僅かな天使の力をかき集める。 (2016/04/17 23:03)
GM> 勝ち目など無いと、既に理解している。 (2016/04/17 23:04)
GM> しかし。 (2016/04/17 23:04)
GM> それでも。 (2016/04/17 23:04)
イグニス(NPC)> …オレを救ったあの男が命を懸けて守った人々が、この世界には生きている。 (2016/04/17 23:06)
イグニス(NPC)> その世界を、お前なぞに踏みにじらせるわけにはいかない…! (2016/04/17 23:06)
GM> ―――。 (2016/04/17 23:07)
シヴ(NPC)> …ああ、間に合わなかったか。 (2016/04/17 23:08)
ウル(NPC)> …いいや、まだ彼には息がある。 (2016/04/17 23:08)
ウル(NPC)> 右腕こそ失っているが、きっと協力な助っ人になるだろう。癒やしてやってくれ。 (2016/04/17 23:08)
GM> ―――。 (2016/04/17 23:09)
☆アリス(GM)さんが退室されました。☆ (2016/04/17 23:09)