チャットのルール

「チャットのルール」の目次

基本的なマナー

 ここでは、初心者用にチャットの基本的なマナーと約束事を簡単に説明しておきます。

挨拶はしっかりしよう

 チャットに入室したとき、退室するとき、どちらもチャットの参加者への挨拶を忘れないようにしましょう。初対面の人には、はじめましての挨拶を忘れずに。
 会話をしている最中でも、参加しているチャットに誰かが入室してきたときや、誰かが退室するときは、まず、その人に挨拶するのがマナーです。
 チャットは人間同士のお付き合いです。お互いに、礼儀を忘れないようにしましょう。

自分の話したいことだけを一方的に話すのはやめよう

 チャットは人とコミュニケーションするためのツールです。現実の会話と同じで、自分の言いたいことだけをずっと発言し続けたり、いきなり長文で発言したりすると、相手は戸惑います。会話のキャッチボールをしましょう。

話しかけられたら、返事をしよう

 気心の知れた仲ならともかく、誰かが自分に話しかけてきたら、無視せず、しっかり返事を返しましょう。当然のマナーです。

返事を強要したり、返事が遅いといって怒るのはやめよう

 上のマナーとは逆に、話しかける方も返事をしにくい話題を強制的に続けたりすることのないようにしましょう。返事が遅いことに対して怒るのも良いことではありません。相手は貴方の発言に気付かなかったのかもしれませんし、文章を考えている最中かもしれず、自分とは発言ペースが違うということもあります。

特定の相手に話しかける場合は「>」を使う

 大人数でチャットをしている時は、誰に向けての発言なのかわかるように、「>」を使いましょう。

例 ) 太郎が、花子に向けて話す時
× 太郎> なるほど、よくわかったよ。
 太郎> なるほど、よくわかったよ。>花子

 その場にいる全員に向けて話しかける時は、「>ALL」や「>全員」と表記することもできます。

例 ) 太郎が、退室するので全員にさよならの挨拶をする時
太郎> これで退室します、おやすみなさい。>ALL

 一定のグループに対しても「>」は使えます。わかりやすく、臨機応変に使うことがポイントです。

特定の話題について話す場合は「<>」を使う

 チャット内の話題が多岐に渡っている時は、どの話題についての発言なのかわかるように、「<>」を使いましょう。

例 ) 太郎が、今朝のニュースの話題について話す時
× 太郎> それ、面白いよね。
 太郎> それ、面白いよね。<ニュース>

例 ) 太郎が、今朝のニュースの話題について花子に向けて話す時
太郎> それ、面白いよね。<ニュース>花子

 「<>」の内容は、その場に応じてわかりやすく短い言葉を選びましょう。

退室する時は、退室ボタンを忘れずに押そう

 さよならの挨拶をしても、退室ボタンが押されていなければ、貴方が本当にチャットを退室したのかどうか、他の参加者には判断がつきません。チャットを退室する時は、画面を閉じる前に、必ず退室ボタンを押してください。

初心者の人、発言が遅い人は申告してみよう

 チャットは初めてで、勝手がよくわからない時や、タイピングが遅くて、みんなの会話についていけない時などは、「初心者です」「タイピング遅いので発言が遅れがちです」など、状況を他の参加者に素直に伝えてみましょう。わからないことは教えてもらえたり、貴方に合わせて会話のペースを遅くしてもらえるはずです。
 貴方自身も、自分よりも発言が遅い人や、初心者の人には、充分に配慮してあげてください。誰でも最初は初心者ですし、うまくタイピングできないものです。自分のペースや常識を、相手に無理強いするのはやめましょう。

「初心者だから」「発言遅いです」を免罪符にしないようにしよう

 初心者だからといって、何をしても許されるわけではありません。初心者の方も、マナーやルールは守るように努力してください。
 また、発言が遅い理由が、「他のチャットにも参加しているから」だったり、「眠くてたまらないけど、ついつい参加してる」や「忙しくてチャットしている場合ではないのだけど、ついつい参加してしまった」などの理由では、会話している相手に対しても失礼です。チャットに参加するのが困難だと思ったときは、素直に退室するか、はじめから参加を控えましょう。

自信がない時は、チャットの過去ログを見てみよう

 チャットの過去ログとは、過去の発言記録のことです。過去ログを見ると、そのチャットがどんな雰囲気なのか、どんな発言が相応しいのかを、なんとなく掴むことができます。

キャラクターチャットのルール

 キャラクターチャットは、PCもしくは、NPCになりきって会話する場所です。フロンティアの世界で、貴方のPCがセッション以外の場面でどんなことをして、どんな会話をしているのかを演じることができます。
 GMの進行指示がなくなり、PC同士の会話中心で進むセッションのようなものだと思っていただければ良いのですが、参加者みんなが楽しむために、いくつかのルールがあります。

キャラクターチャットの時間軸

 時間軸は、「キャラチャット/酒場」(略称:酒場チャット)は現実の暦と時間に合わせて進行しています。現実が1月1日の朝9時なら、酒場チャットも、1月1日の朝9時です。
 「キャラチャット/フリー」(略称:フリーチャット)は、現実の暦と時間から、一年以内の過去までの時間を、自由に設定することができます。後述していますが、その場合は最初に入った人の決めた時間に従ってください。
 暦は新王国暦(下記の表を参照)ですので、注意してください。

現実の暦との対応表
西暦新王国暦
2011523
2012524
2013525
2014526
2015527
2016528

セッションの時間軸との兼ね合い

 セッションに参加したPCを持つプレイヤーは、キャラクターチャットの時間軸と、PCがまだ冒険を続けている時間軸が、重ならないように注意しましょう。
 冒険の内容が街の酒場に居てもおかしくないようなものであれば問題ありませんが、大抵は酒場で飲んでいられる状況ではないでしょう。PCは冒険に出ている筈なのに、なぜか酒場(や、他のフリーチャットの舞台)に顔を出している……という分身現象を起こさないようにしてください。故意にPCが分身したかのように振る舞うのは、ルール違反です。
 通常、セッションの冒険がPC達の身に起こったとされる日は、GMがセッション結果を報告した日付から開始します。但し、GMから日付の指定があったセッションは、GMの指定に従ってください。

行動描写・情景描写は「()」を使う

 PCの発言だけでは何をしているか表現しきれない時は、「()」を使ってPCの行動や情景を描写することができます。

例 ) PCのジュドが、酒場に入店して皆に挨拶しながら、カウンターに座りたい時
ジュド> (窓から入ってきて)こんばんわ〜、もー今日は走りっぱなしで、お腹ぺこぺこだよ〜。(腹をさすりながら、カウンターに座る)>ALL

 舞台を自分で決められるフリーチャットでは、「()」を使ってPCがどんな場面にいるのかを指定しておくと、後に入ってくる他のPCが会話に参加しやすくなります。

例 ) PCのジュドが、フリーチャットで盗賊ギルドを舞台にして登場したい時
ジュド> (ここは盗賊ギルド。受付の男が自慢のナイフを黙々と研いでいる……すると、一匹の草妖精が入ってきた)
ジュド> やっほ〜! いつもながら辛気臭い空気だねえ、一曲ぱーっと明るくなるヤツでも歌おうか?(受付の男に睨まれ)…無料サービスなのに…。
ジュド> (机の上に座布団を置かれたので、そこに正座し)で、何しにきたのかって? それがね、ちょっと聞いてよ……あ、耳貸して。大きな声じゃ言えない話なんだ。

 上記の例のように、「()」は、参加しているPCたち以外の存在や事象をアドリブで表現することにも使えます。うまく使えば、場面を面白く演出することができます。ですが、使いすぎるとくどくなりますし、会話がおざなりになりやすいので、情景描写はほどほどに使うほうがいいでしょう。

プレイヤーの発言は「(p:)」や「(pl:)」を使う

 急用でチャットを突然に退室するので他の参加者に謝罪したい時や、話しているPCのプレイヤーに直接聞きたいことがあるなど、どうしてもプレイヤーとして発言したい時は、「(p:)」や「(pl:)」を使って話すことができます。

例 ) 急に退室することになったので、プレイヤーとして挨拶したい時
ジュド> あ、しまった! 土手に忘れ物してたー、帰る!!(p:急用ができてしまったので、失礼します)>ALL

例 ) PCニンニンのプレイヤーに確認したいことがある時
ジュド> おう、こんにちわ〜☆(pl:ニンニンさんも盗賊ギルドに加入してるみたいなので、ジュドとは知り合いということにしても良いでしょうか?)>ニンニン

 キャラクターチャットは、あくまでPCになりきって会話する場所です。プレイヤー発言はしすぎないように注意しましょう。

フロンティアの舞台設定や、PCデータが変更するような行為は禁止です

 チャット内で起きたことは、PCの身に実際に起きたことになります。
 宇宙人を登場させたり、街が壊滅したり、街の有力者が変更したり、PCを殺害したり、PCをどこかの国の王様にしたり、強力なマジックアイテムを手に入れたり、若返らせたり…等々、全員で共有している舞台設定を壊すような描写や、参加者のPCデータが変更するような描写は、しないでください。
 同PCを酒場チャットとフリーチャットへ同時に入室させると、PCが分裂できることになってしまいますので、当然、これもやってはいけません。
 自分のPCがプリースト技能を取得するので、神の声が聞こえる画面を演じる…等の、プレイヤーが変更できる範囲でPCの成長を描写することは、まったく問題ありません。もちろん、ハンター技能を取得する予定がなくとも、狩りの真似事をしてみる…程度の些細な描写なども、まったく問題ありません。常識で判断してください。
 キャラクターチャットは、PCの日常や交流を描写するためにあります。それを忘れないでください。

他のPCが入れないような状況は禁止です

 キャラクターチャットを利用するのは貴方だけではありません。すべての参加者に利用する権利があります。他のPCが入れないような場面は、やってはいけません。
 フリーチャットで自分のPCの部屋を舞台にすることは、アドリブで他のPCが訪ねてきたりなどして、参加してきても良いということです。貴方が誰が参加してきても良いという気持ちじゃないのなら、他の舞台に変えるか、退室してください。逆に、後から参加するPCも、他人の部屋が舞台なのに、勝手に侵入している、等という強引な登場にならないように気をつけましょう。お互いに、どうすればPCたちの日常をもっともらしく、みんなで楽しく演じられるかを考えてください。

セッション参加中にキャラクターチャットに入るのは禁止です

 セッションに集中してください。他の参加者にも非常に失礼な行為です。

むやみにGMモードで入るのはやめよう

 フリーチャットには、GMモードで入ることができます。GMモードでは、自分のPC以外にも、NPCを演じることができます。ですが、特に意味がない(他の参加者と楽しめる舞台作りが目的ではない)時は、GMモードで入るのはやめてください。

プレイヤーとPCは別物だと理解しよう

 PC同士は、チャット上で喧嘩をすることもあるかもしれません。ですが、PC達の仲が悪くなったとしても、それは舞台上での出来事です。PC間の確執をプレイヤーの関係に持ち込んで、プレイヤー間でも険悪な感情を抱くのは、大人げのない行為です。プレイヤー同士は仲良く遊びましょう。喧嘩したPCとは、いつか仲良くなるような場面が作れるかもしれません。
 とはいっても、PCで失礼な発言をする時は、プレイヤー発言で自分のPCがしていることを謝罪するなどして、相手のプレイヤーへの心配りを忘れないでください。性格の悪いPCを演じるプレイヤーは、特に注意するべきです。できるだけ、自分から他のPCに歩み寄るようにしましょう。他のPCはいつか冒険を共にする仲間です。良い関係を築いているに越したことはないのです。

セッションチャットのルール

 セッションチャットは、文字通りセッションをするための場所です。発言はプレイヤーの発言になります。

GMはGMモードで。PLは通常モードの参加PC名で入ろう

 GMモードを使っていいのはセッションのGMだけです。PLで参加するプレイヤーは、通常モードで入りましょう。

PC・NPCの発言は”「」”を使う

 通常の発言はGMやプレイヤーの発言として扱うので、PCやNPCとして発言する時は”「」”を使います。

例 ) GMのNPCニンニンと、PCジュドのやり取り
ジュド> ニンニンに聞きたいことがあるんですけど、いいですか?>GM
GM> はい。質問するなら、ニンニンは答えますよ。>ジュドPL
ニンニン(NPC)> 「なにか用でござるか? ニンニン」>ジュド
ジュド> 「この場所から目的地まで何日くらいかかるの?」できれば地図もほしいです。>ニンニンGM
GM> ニンニン「3日ほど歩けば着くでござる」じゃ、簡単な地図を書いてくれた。>ジュド
ジュド> 「おっけ〜、俺の足なら急げば2日だな!(地図受け取る)」おお、ありがたい。>ニンニンGM

 キャラクターチャットとは違うので、注意しましょう。
 GMモードを使っているGMは、NPC名で発言しても、GMで発言しても、どちらでも構いません。楽な方を使ってください。

キャラクターチャットとしての利用

 「セッションチャット」は、セッションが開催されない場合のみ、キャラクターチャットとしても利用することができます。
 時間軸や場所は「キャラチャット/フリー」と同じです。最初に入った人が、現実の暦と時間から一年以内の過去までの時間を自由に設定でき、場所も世界設定に沿う範囲で自由に設定します。
 また、ここでのみ、承認前のセッションの結果も反映したと仮定してキャラクターを演じることが可能です。もし否承認になった場合は、その場面は存在しなかったことになります。

プレイヤー同士の相談は「プレイヤーチャット」を使えます

 「プレイヤーチャット」は、セッションが開催されていなければ、プレイヤー同士の相談場所として使用しても構いません。
 通常モードでもPL名で参加できるので、参加者で集まって会議を開きたい時などは、利用してください。