フロンティアの舞台
フロンティアの舞台設定を記載しています。ルールブックのアレクラストとは異なる世界なので、注意してください。
ここに記載されている膨大な情報を、すべて把握する必要はありません。演じるPCの故郷や、シナリオで使用したい部分だけ覚えておけば、特に問題はないでしょう。アレクラスト出身のPCを作ることもできます。まずは<新世界ユグドラシア>と<冒険の拠点>に目を通し、気になる単語を<世界地図と主な地形や組織>で確認していくのが良いかもしれません。
「フロンティアの舞台」の目次
新世界ユグドラシア
フロンティアの舞台となるのは、世界樹に支えられた新しい世界です。人々は自分達の住む世界の名を≪ユグドラシア≫と呼んでいます。 ユグドラシア世界の真ん中には、山よりも大きな世界樹がそびえ立ち、北東の果てでは、はるか上空から水が大滝≪グランドフォール≫となって流れ落ちてきています。南西の果てでは霧が発生しており、果てに近いほど濃い霧が常に大地を覆っています。北西と南東には人の踏み入った記録のない大地が広がっており、その果てがどうなっているのかは誰にもわかっていません。 人々は世界樹を中心に各地へ散らばり、それぞれの生活を営んでいます。歴史上、かつて≪カストゥール文明≫という魔法が非常に発達した文明が栄華を極めましたが、今は滅びており、現在はカストゥール文明の時代に蛮族として暮らしていた人間達が、新しい文明を築いています。カストゥール文明が滅び、蛮族達の文明が築かれた時期は、フォーセリアとまったく同じです。文明を築いているのは人間だけではなく、妖精や妖魔、獣人や機械生命体など、様々な種族が存在し、ある地方では共存しながら、思い思いに生活しています。 人間に害をなす獣や妖魔も多く生息しており、世界の大半は未開地です。古代文明の遺跡も点在しているため、化物退治や財宝の発掘を目指し、多くの冒険者達が世界を旅しています。 |
文化や価値観
フォーセリア世界と同じように、文化レベルは地域によって様々ですが、発展している場所では中世ヨーロッパの文化様式に近い文化が営まれています。君主制の国が多く、貴族と平民などの階級社会が一般化しています。人々の価値観や生活も中世ヨーロッパのものと似ていると考えてください。魔法や神の奇跡が実在する世界なので、神殿の権威は強く、魔術師やまじない師が恐れられています。魔法の素質がある人間はごく僅かですが、この世界では古代カストゥール人達と現在の人間達は友好な関係を築いていたと伝えられており、大半の一般人は魔術師に嫌悪を抱いてはいません。あくまで得体の知れない力を操る者として恐れているのです。一部の都市では、生活道具を古代カストゥール文明の遺産や魔法で代用することによって、文化レベル以上に生活が発展している場合があります。
街では≪ギルド≫と呼ばれる技術者達の組合が組織されています。場所によっては、魔術師達の組合である魔術師ギルドも存在します。また、人の集まる都市では、闇商売や犯罪を統括するヤクザのような存在の盗賊ギルドが暗躍しているものです。
貨幣の単位はフォーセリアと同じ≪ガメル≫です。1ガメルの銀貨が主流ですが、1ガメル金貨や、50ガメル金貨も存在します。カストゥール文明の名残が色濃く残っている地域では、新しい文明時代になってからも100年ほどは魔晶石が貨幣の代わりに流通していました。ですが、現在では魔晶石はどこでも貴重な品になっています。
様々な種族が人間に混ざって生活しており、都心などではハーフエルフはあまり迫害されていません。地域によって違いますが、人間の生活に密着して暮らす異種族が多いため、物珍しいとは思われても、異種族に対する偏見自体は少ない人が大半です。
冒険者は一般人にとってはならず者の集団なので、用事がなければ関わらないでおきたい存在です。ですが、手に負えない魔物が襲ってきた時などは戦闘のエキスパートである冒険者を頼りにするでしょう。冒険者ギルドがある街もあり、そういった場所では冒険者はならず者であると同時に、なんでも屋として重宝されているものです。
言語体系
種族によって様々な言語が使われていますが、人口の一番多い人間達は、≪東方語≫か≪西方語≫を話しています。世界共通の言語として≪共通語≫も存在しており、どれもフォーセリア世界とまったく同じ言語です。ただし、≪東方語≫も≪西方語≫も、必ずしも東西に分かれて話されているわけではありません。西方にある集落でも≪東方語≫を話している地域が多くあります。その逆も同様です。これは、フォーセリア世界からやってきた人々が思い思いに言語を広めていき、ユグドラシア世界でそれが定着したためだ、と考えられています。
暦は新王国暦
カストゥール文明が滅んでから暦が新たにされ、フォーセリアと同じく≪新王国暦≫が採用されています(始まった年もまったく同じです)。現実の西暦2011年が、新王国暦523年です。以後、現実で一年経過するごとに、新王国暦も一年経過しているものと考えてください。
新王国暦は月の単位が30日ですが、キャラクターチャットやキャラクター掲示板では、現実の暦と同じように末日を31日や28日として扱ってください。セッションでは、GMが面倒ではない方を選んでかまいません。空に浮かぶ月の満ち欠けも同様です。
世界の成り立ち
ユグドラシアは≪始祖の巨人≫から生まれた世界であり、正確にはフォーセリア世界の一部と言えます。はるか昔、古代カストゥール文明がまだ繁栄していた頃、世界を滅ぼす魔精霊に対抗するためにカストゥール人はさまざまな手段を模索していましたが、一方で、戦わずに魔精霊の影響から逃亡すべきだと考えるカストゥール人も存在しました。逃亡する方法を選んだカストゥール人達は、フォーセリア世界の一部を切り離し、魔精霊が残りのすべてを吸収しても手を伸ばせないと思われる距離まで大地を落下させました。その後、切り離した大地を支える魔剣(世界樹から作られた物と考えられています)を魔力の塔に据えると、その魔剣は魔力を生命力に変えて大地に根をはり、やがて大地と共に成長する新たな世界樹となりました。こうして、ユグドラシア世界は誕生したのです。
月日が経ち、カストゥール文明が滅んでからは、この成り立ちを知っている者は一部の賢者だけになりました。世界樹となった魔剣は、魔力の塔からの魔力の供給が止まったことにより大きな成長は止めていますが、魔法の植物として少しずつ大地と根を広げていると考えられています。一般の人々は、世界樹はユグドラシアの大地を支える大切なものだということは知っており、一種の信仰心を抱いている者もいます。
世界の歴史
フォーセリアと分離したユグドラシアは、大まかな動向はフォーセリアと似通っているものの、独自の歴史を歩んでいます。
ユグドラシアに移住した古代カストゥール人達の多くは、蛮族との共存を望む者達でした。異端者として僻地に追いやられたとも考えられているようです。そのため、文明が崩壊した後も、カストゥール人の多くは蛮族の反乱に遭うことなく共存して長く生き残ったと記録されています。現在では純粋なカストゥール人はもう残っていませんが、その遺物は古代遺跡として数多く残されています。古代語魔法の知識も、現在の文明に代々受け継がれてきました。カストゥール人が蛮族と交流を持っていたことから、ユグドラシアでは蛮族達も扱える魔法の道具が考案されていた時代があり、その時代の遺物が多数存在します。また、絶滅を免れたか、新たに誕生したかして、フォーセリアには存在しない種族も多くいます。
新王国暦になってから、南西の果てで霧が大地を覆うようになりました。その霧の奥から妖魔の類などが現れるようになり、人間は厳しい南の大地を越えてやってきた妖魔たちと、何度か激しく衝突しています。また、同じ霧がまれに他の地域でも神出鬼没に現れることもあり、人々は妖魔を恐れて暮らすようになりました。謎の霧の正体は諸説ありますが、霧の発生原因は、魔力の塔からの魔力供給が無くなり、世界樹の力が弱まったことが原因だとする説が有力です。
妖魔との小競り合いは各地で続いていますが、最近の大きな争いは新王国暦520年に世界樹付近で起こった『モルドレドの反乱』と呼ばれる戦いです。この戦いにより、世界樹のもとにある大国家の戦力が大きく削がれ、世界が危機に晒されたと言われています。
大まかな年表 | |
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カストゥール文明 中期 | フォーセリア世界と分離 |
カストゥール文明 後期 (別名:魔動機文明) | 蛮族も扱える魔法技術(魔動機術)の開発が進む 奴隷の代わりとなる機械生命体の開発? (ルーンフォーク誕生の時代と考えられているが、事実は不明) |
蛮族達の時代が始まる | |
新王国暦 | 0年 蛮族が初の国家を設立し、新王国暦始まる 50年頃 南西の果てに霧が発生 100年頃 南西の果て(霧)から妖魔が出現 200年頃 人間と妖魔の争いが始まる 520年 モルドレドの反乱 |
モルドレドの反乱
新王国暦520年に起こった『モルドレドの反乱』は、セシリア騎士団領近郊で発生した大規模な妖魔の反乱です。
反乱の規模は大きく、世界でも指折りの実力を持つと言われる円卓の騎士にも犠牲者を出して鎮圧されています。首謀者はナイトメアのモルドレドという男でした。
この反乱による傷跡は3年後まで尾を引きます。新王国暦523年、首謀者モルドレドは再度妖魔を集めてセシリア騎士団領を襲撃し、首都パレスを一時期は機能不全にまでしました。事件は首謀者の死亡で収束しましたが、セシリア騎士団からは事件については反乱が鎮圧されたことのみが伝えられ、その詳細は一般には公表されていません。異世界から来た冒険者達が事件の解決に一躍買ったという噂が流れているのみです。この噂は事実であり、フォーセリア世界から来た冒険者達が事件収束を手伝っています。それは結果的に、この世界の冒険者ギルドがフォーセリア世界からの冒険者を受け入れる機会になりました。
フォーセリア世界との関係
古代カストゥール人達は、魔精霊への対抗に失敗した場合の避難先としてユグドラシアを利用する予定でした。そのため、今でもフォーセリアからユグドラシアに移動するためのワープ装置がいくつか現存しています。フォーセリアの住民は、なんらかの理由でワープ装置を作動させるか、南西の世界の果てから滝と一緒に落ちてくるかすることで、ユグドラシアに辿り着く可能性があります。
ユグドラシアの住民は、一部の賢人以外はフォーセリア世界の存在を明確には知りません。ですが、北東の果ての大滝から別世界の住人が落ちてくることもあるらしい、という噂は広がっています。フォーセリアから移住してきた一族もおり、先祖の故郷は別世界であると伝えられている民族もいます。
フォーセリアの住民には、ユグドラシア世界の存在は一部にしか知られていません。ワープ装置の存在を知るごく一部の人間が、ユグドラシア世界があることを明確に理解しています。フォーセリアとユグドラシアを行き来する者もわずかにいるようです。
世界地図と主な地形や組織
下記が、ユグドラシアの世界地図と、地図に主な地形や組織を書き加えた図です。
ユグドラシアにはここに記載されている他にも、様々な地形や国町村や街道、また地図には載っていない島々や小さな大陸が存在します。ゲームマスター、PCの故郷を決めたいプレイヤーは、世界設定を壊さない範囲で自由に設定してください。
一部には知名度が設定されていますが、PCが常識として知っていて当然と思えるなら判定する必要はありません。ですが、セッション中にゲームマスターが知識判定を要求するなら、指示に従ってください。
街道と国町村の対応アルファベット | |||||
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街道と国町村の説明は下のリンクから飛べます。 | |||||
a | セシリア騎士団領パレス | g | ムーンパール国 | m | ヨルバム(村) |
b | 銀の王国 | h | サライ(町) | n | パネマ共和国 |
c | クリナフォレンツァ(町) | i | アルファ王国 | o | 風呼の里 |
d | シルイド王国 | j | テール王国 | p | ニューゲート(町) |
e | ミッドガルズ王国 | k | クレモス(町) | q | ワイルドベリー(町) |
f | ジタン(町) | l | ラクシュ王国 | r | キャンベル(地図記載なし) |
z | ■聖樹の街道 ■緑の街道 ■月の街道 | ■海竜の街道 ■遊牧民の街道 ■旅人の街道 | ■石炭の街道 ▼各街道の詳細 | ||
地形の対応アルファベットと説明 | |||||
※地図上の地形名称にマウスカーソルを当てても、説明を読めます。 | |||||
A | 世界樹 | 雲の上にまで枝葉を伸ばした、山よりも巨大な魔法の樹。幹は純白で石より硬く、葉は一年中青々と繁り続け、枝葉が枯れ落ちることはない。その根は地中深くに古代の悪竜を封じこめていると言い伝えられている。 ユグドラシア世界を支える聖樹として厳重に管理されており、一般人は近寄れない。 【知名度】ユグドラシア出身者:既知、フォーセリア来訪者:10 | |||
B | ロンドワナ大陸 | ユグドラシア中央部に位置する、確認されている中で世界最大の面積を持つ大陸。多彩な自然環境と豊富な資源を有しており、人間達の開拓が進んでいる。現在では陸地の約30%が人の居住区であると言われている。 【知名度】7 | |||
C | バラティカ大陸 | ユグドラシア北西部の世界で2番目に大きな大陸。人間よりも異種族が数多く生息している。 人間のようには群れずに、自分達だけの集落で思い思いに生活している民族が多いため、大陸内の情報が少ない。そのため、文化的な生活が営まれている地域があるにも関わらず、全土の内8割が未開地扱い。 【知名度】ユグドラシア出身者:8、フォーセリア来訪者:10 | |||
D | ドーナ大陸 | ユグドラシア南西部の大陸。岩盤に覆われた不毛な大地と、ほぼ直角の鋭い針山が続く、非常に厳しい土地。 南西側は、果てから流れてくる謎の霧が陸地を覆いつつあり、妖魔が多数出没する。地下にドワーフの国や集落が幾つかあり、周辺諸国へ貴重な鉱山資源の貿易をしている。地下の鉱山資源は豊富で、宝石だらけの鉱山もある様子。彼らドワーフ達は常に妖魔と戦争しているため、激しい戦闘があった日は山から流れる黒い川が赤黒く変色していると言い伝えられている。 妖魔をこの地で食い止める名目で、リルドラケンやドワーフを中心に好戦的な戦士達が戦地(その多くが死地にもなる)を求めてドーナ大陸を訪れるため、戦士達の間では『ラグナロク』とも呼ばれている。 【知名度】冒険者:10、その他:11 | |||
E | ロードレスランド | ユグドラシア南東部の大陸。未踏の大地であり、カストゥール文明の他にも文明の跡が残されている。現在、冒険者と学者達の間で最も注目されている大地。冒険者は『フロンティア』とも呼んでいる。 北部の突起しているような陸地は開拓が比較的に進んでおり、既に採り尽くされているがミスリル鉱山が発見されている。 北部周辺に浮かぶ無数の島々には人が住む島もあれば、遺跡の残る島もある。 【知名度】既知 | |||
F | シームエンド | ユグドラシア北東部、世界の果てに面する大きな島。 数々の遺跡を有しており、小さいながらも豊富な地形により、生息する魔物や生物も多彩。最も有名な港町の1つ、クリナフォレンツァがある。 【知名度】冒険者:既知、その他:8 | |||
G | ミストフォール | 南西の果てに広がる謎の霧。 新王国暦になってから出現し、今や最果てでは壁のように真っ白に大地を覆っている。この霧は稀にだが、神出鬼没に他の場所にも現れることがある。霧と共に妖魔が出現することがあるため、人々から恐れられている。 【知名度】ユグドラシア出身者:既知、フォーセリア来訪者:10 | |||
H | グランドフォール | 北東の果てにある上空から流れてくる大滝。別世界(アレクラスト)から落ちてくる水は、そのまま奈落に向かっていると言われている。 この大滝に面する最も大きな陸地は、シームエンド(島)である。 【知名度】既知 | |||
I | 炎の島 | フォーセリア世界と分離した時から、火の精霊が集まってきたと言われる活発な火山島。火の精霊力が強く、島の中央にある山岳地帯では、常にどこかの山が活火山として火を吹いている。火を信仰する人々の集落があるが、ほぼ一年中乾燥しており、灼熱の砂漠のような土地は実りが少ない。この島でしか見れない植物があり、火の中で暮らす生物も島に多数いる。 南西の果てにあるミストフォールは、この島の熱気により霧を拡大できないとも考えられている。 【知名度】11 | |||
J | 氷の島 | フォーセリア世界と分離した時から、氷の精霊が集まってできたと言われる巨大な氷山地帯。氷の精霊力が強く、ここでしか見れない珍しい生物が多数生息する。 一年の大半が厳しい猛吹雪に見舞われており、新王国暦になってからは殆どの大地が前人未到である。氷の精霊に関する遺跡が発見されている。 【知名度】11 | |||
K | 風の島? | フォーセリア世界と分離した時から、風の精霊が集まったと言われる孤島。 周囲は常に竜巻が巻き起こっており、近寄るのは危険である。島がどんな状態なのかは不明。 【知名度】12 | |||
L | アンブレラ | ロンドワナ大陸の東にある奇妙な島。 島の上空に無数の浮遊島が浮かんでおり、その光景が「沢山の傘を差している」ように見えるため、島全土はアンブレラと呼ばれている。浮遊島は動くものもあるが、大半は島の上空を漂っているだけである。遺跡や小さな湖のある浮遊島も存在する。なぜこの島に浮遊島が多く浮かぶのかは謎であり、研究者達の興味深い研究対象の1つになっている。 島の陸部分は、草原と白い岩石が続く中に小さな森が幾つかある程度の貧しい大地だが、そこに暮らす民族もいるらしい。港町は研究者達が集まるお陰で賑わっている。 浮遊島の1つを城砦としたフェザーフォルク達の王国がある。 【知名度】周辺の出身者:10、その他:12 | |||
M | コロビア諸島 | ユグドラシア南部にある無数の島郡。 温暖な海とサンゴ礁の恵みで豊富な海産物が採れる。魚と水草を採りながら、船の上で生活している原住民もいるらしい。 【知名度】周辺の出身者:既知、その他:12 | |||
N | はなれ浮遊島 | 空に浮かんだ島は、主にアンブレラ(島)の周辺で見かけられるが、ごく稀に群れからはぐれたように漂う島もある。 浮かぶ理由は諸説あり、飛行石が大地に埋まっているとか、浮かぶ砂が大地の原料なのだとか、フォーセリアと分離した時に砕けた世界の破片が浮かんでいるのだ、等と言われている。その陸地部分に何があるのかは、行ってみなければわからない。 【知名度】アンブレラ周辺の出身者:11、その他:13 | |||
O | ムー諸島 | ユグドラシア北東部の島郡の総称。小さな国や町村が点在しており、ロンドワナ大陸との貿易が盛ん。 昔から海賊が多く出没するため、セシリア騎士団領や周辺の軍船が海の警備をしている様子も見かけられる。島の中にはリザードマンの王国もある。 世界中の島々にあらゆる種類の財宝を隠したと言い伝えられている伝説の海賊王シグルスの墓も、この諸島のどこかにあるらしい。 【知名度】周辺の出身者:既知、その他:12 | |||
P | ユグドラシア南部中央の海にある、マーマン達の大帝国。 マーマンの国は海の底に幾つか存在しているが、ここは規模が一際大きい。王城が大きすぎるために、引き潮になると海面に城の上部が現れるほど。マーマン王の娘に美しい人魚姫がいるらしく、周辺の船乗り達の憧れの存在となっている。 【知名度】12 | ||||
Q | 針連山 | ドーナ大陸の中央一面に広がる山岳地帯。 生物の侵入を拒むように、針のように鋭く尖った黒い岩肌が連綿と続いている。山脈から流れる川は岩を微量に削っており、黒い。この山脈に生息する生物も植物もごく僅か。人間の侵入も困難なため、ほぼ未開地である。この地獄のような山脈が、ミストフォールから出現する妖魔達の北部への侵入を阻んでいるとも言われている。 【知名度】12 | |||
R | マグヌス山脈、 ジス湖 | ロンドワナ大陸の東にある、大陸最高峰のマグヌス山を連ねるマグヌス山脈。マグヌス山の山頂は、夏でも雪が絶えることはない。連峰の山頂には、遺跡や山間民族の集落もあり、数多くの言い伝えが残っている。マグヌス山の山腹には、暴れ者の5匹の竜が古代の魔術師に封じられて眠っていると言われており、竜を封じ続けるための神殿も存在する。 マグヌス山脈の川や地下水が流れてくるのが、大陸最大の面積を持つジス湖。内陸の海とも言われており、湖底が深すぎて底が不明な場所がある。ワイドベルト川はこの湖から始まっている。 【知名度】周辺の出身者:既知、その他:10 | |||
S | サンホレプス山脈 | ロンドワナ大陸北西部を走る大きな山岳地帯。 北方は斜面がなだらかなで登山し易いため、暖かくなり中原の雪が消える初夏から秋にかけては登山家が多くやって来る。南方にはサンホレプス最高峰の山があるが、そこは古代から魔牛に守られており、人の侵入を許さない未開地である。うかつに侵入した旅人は魔牛や獣に襲われ追い出されるが、殺される場合も多い。そのため、周辺では『グランドバイソン山』(魔牛の山)と呼ばれ恐れられている。 【知名度】周辺の出身者:既知、その他:11 | |||
T | モシャ山脈、 トト・モシャ川 | ロンドワナ大陸中央部の山岳地帯は、モシャ山脈と呼ばれている。遊牧民達の間では『恵みの山々』という意味の名。岩石部分が少なく、山頂まで森林が続いており、標高はあまり高くない。山脈の深部に進むと精霊のいたずらで神隠しにあうと言い伝えられており、周辺の遊牧民達は山の奥深くへは滅多に立ち寄らない。 そのモシャ山脈を源流に北東へ大きく二手に流れるのが、トト・モシャ川。遊牧民の間では『水の恵み』という意味。中央北部の遊牧民達が暮らす地の小川と湖の多くが、この川を源にしている。 【知名度】周辺の出身者:既知、その他:11 | |||
U | のこぎり洋 | ドーナ大陸北部一帯の海岸線。のこぎりの様にでこぼこの断崖絶壁が続くため、船を陸につけるのは非常に困難。その上、断崖絶壁を好む魔鳥の巣があり、海の生物も獰猛なため、非常に危険でもある。ほとんどの船は、東側に突き出た岬に向かう。 【知名度】13 | |||
V | ワイドベルト川 | ロンドワナ大陸の南東部を南北に流れる、大陸最長にして最大幅の川。最も広い川幅の場所では、岸から対岸が見えないほど。 支流が幾つも流れており、大陸南西部の殆どの川の本流はワイドベルト川である。海竜がこの川に乗って魔術師達から逃れたと言い伝えられている。 【知名度】周辺の出身者:既知、その他:11 | |||
W | リモ川 | ロンドワナ大陸西部にある、モシャ山脈から流れる川。 流れが激しく、周囲は深い谷間を形成している。水で削られた谷間が風にも削られ、長い年月を経て不思議な造形を成している地帯がある。源流にはエルフの集落があるらしい。 【知名度】周辺の出身者:既知、その他:11 | |||
X | 原始の森 | ロンドワナ大陸北東部を覆う広大な森林地帯。様々な植生の森が混在しており、一部には『毒の森』や『呪いの森』と呼ばれるような、危険な場所もある。『原始の森』は正確には森林地帯の最深部を指す名称だが、総称として使われている。 最深部には古代から生きる巨木や草花があり、もう1つの(通常の)世界樹もあるらしい。世界のすべての生命は、最深部の森から発生したという言い伝えもある。最深部はエルフ達が王国を建てて管理しているため、一般人はまず立ち寄れない。 【知名度】周辺の出身者:既知、その他:12 | |||
Y | タイム川 | ロンドワナ大陸北部の中央に流れる川。サンホレプス山脈を源流としており、本流はトト・モシャ川と合流している。音の精霊が川の中でよく遊んでいると言い伝えられており、水の勢いが変わる季節ごとに、川から音楽が聞こえることがあるらしい。 【知名度】周辺の出身者:既知、その他:11 | |||
Z | ブルーシャイン川 | ロンドワナ大陸北東部を流れる美しい川。マグヌス山脈の最高峰マグヌス山を源流にしており、源流近くには大陸最大落差の見事な滝『蒼厳滝』がある。 北方の原始の森へ入る支流には、川底からラピス・ラズリが採れる川もある。森の民が支流を伝って川を昇り、森の外へ貿易に出るのにもよく利用されている。 【知名度】周辺の出身者:既知、その他:12 |
a.世界樹の中央政府、セシリア騎士団領
世界樹の膝元に首都を構える大国家。世界樹を管理下に置く事で各国へ多大な影響力を持ち、加えてその軍事力の高さから『世界の番人』として機能している国です。ユグドラシア各地に支配地域を点在させ、紛争地域等にはそこから睨みを利かせています。
正式な名称は『セシリア騎士団領』ですが、一般には『騎士団領』と略して呼ばれることの方が多いです。その歴史は古く、フォーセリアにおける古代カストゥール王国時代にまで遡ります。カストゥール王国の一領であった魔法都市セシリアの騎士団長が、民と蛮族を率いてアレクラスト大陸を脱出し、フォーセリア世界からユグドラシアを切り離した事からこの世界は始まりました。世界で唯一現存する≪魔力の塔≫を保持しており、それによりこの国では一部のマジックアイテムの製作が可能となっています。ですが、これは厳重に国家管理されており、一般人および冒険者では介入する事は出来ません。また、この国は魔術や古代知識に関する最高峰の研究機関が揃っており、ルーンフォークのメンテナンス施設も整っています。
元首の名は≪ロキ≫です。これは代々騎士団長を継ぐ者の呼称であり、現団長も正式な名は別に存在しますが、それは公には明かされていません。現団長のロキは全身を白銀の鎧で覆っており、その姿を世に晒すことはないと言われています。
政治形態は団長を元首とした両院制議会方式です。議会は上院と下院で別れており、両議院で6人ずつの代表者を選出し、合計12人の通称『円卓の騎士』により行われています。『円卓の騎士』の権限は大臣と同レベルです。また、国を管理する議院とは別に、世界樹の管理者として『世界樹の巫女』と呼ばれる者が存在しています。上院の代表者は代々団長が直接選んだ者達で決められており、その大半は世襲制です。下院は領地より選挙で選ばれた有力者達によって構成されています。騎士団領は軍事国家という性質から、現代社会の日本とは異なり、下院の議決よりも上院の議決が優先されます。上院筆頭騎士は『副団長』と呼ばれ、代々シグルズ家の嫡子が継承しています。副団長は世界樹の管理者である『世界樹の巫女』と並んで、最も騎士団長ロキに近い存在と言えます。
団長の後継者選びは引退する前団長の権限のもとに行われており、過去不慮の事態を含めた上でそれが覆された事はありません。選ばれた新団長は、副団長と世界樹の巫女によって承認されます。
国の情報 | |||
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国名 | セシリア騎士団領 | 全体の人口 | 約150万人 |
首都名 | パレス | 首都の人口 | 約30万人 |
国の言語 | 共通語(出身者は東方語) | 軍隊 | セシリア騎士団 |
首都の情報 | 騎士団領の首都であり、中央に世界樹を構える大都市パレス。都市主要部は水晶で構成された美しい町並みをしており、『水晶の都』とも呼ばれている。 都市のインフラや治安維持などは世界でも最高水準にあり、それゆえに居住に関しては戸籍の管理等の問題から移民の受け入れの敷居は高い。その治安の高さから冒険者が仕事を得る事は難しく、観光や商売の護衛等の目的以外で冒険者がこの町を訪れる事はあまりない。 | ||
首都の施設 | 冒険者ギルド:あり 魔術師ギルド:あり 神殿:五大神すべて 盗賊ギルド:あり ルーンフォーク整備施設:あり その他特殊な施設:世界樹(一般人は立ち入り禁止)、飛空船(軍用のため一般人使用不可) | ||
知名度 | 国の存在 ユグドラシア出身者:既知 フォーセリア来訪者:10 政治形態 ユグドラシア出身者:10 (セージおよび一般技能の政治関連の技能所持者は既知) フォーセリア来訪者:12 首都パレス ユグドラシア出身者:既知 フォーセリア来訪者:10 |
NPCの情報 | |
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騎士団長 ロキ | 騎士団領の元帥。新王国暦520年に就任した、13代目ロキ。権力的には世界でもトップクラスの人物。 実力にしても世界最高峰と言われているが、戦うその姿を直に見た者はいないと伝えられている。だが、彼が動けば、セシリア騎士団の戦力は数倍に膨れ上がるらしい。現騎士団長は全身を白銀で覆い、背丈以上もの長さの大剣を背に負っている。兜のせいで口を開いている所を見る事は出来ないが、その声からして20代半ばの男性であろうと推測する事が可能である。 騎士団長である身分を重んじ、外交では必ず他国の国王に礼を取るが、本人が遠征する事はなく、代理の外交官にそれを命じている。 技能:使用する冒険者技能は10レベルを超えているものとして扱ってください。広範囲に神聖魔法の”ジハド”のような効果をもつ特殊能力を使えます。 知名度 ユグドラシア出身者の知名度:既知、フォーセリア来訪者の知名度:12 |
円卓の騎士 ランスロット | 騎士団領の上院議員であり、セシリア騎士団副団長。本名ランスロット=シグルズ。 セシリア騎士団副団長はヴァンブレードのような形で記憶を継承し続けており、彼も例外ではない。副団長任命前は敬虔なるファリスの聖戦士だったが、当時を知る者が少ない為この頃の話はあまり聞かれないようだ。 技能:ファイター10以上12以下、プリースト10以上(ファリス) 能力値:全体的に高性能。(能力幅24〜10まででGMが自由に設定すること) 知名度 ユグドラシア出身者の知名度:11、フォーセリア来訪者の知名度:13 |
円卓の騎士 トリスタン | 騎士団領の上院議員。パレス随一の騎士と目されている人物。 円卓の騎士の中でも最も剣術に長けた人物。子飼いの竜に乗って戦うらしく、ドラゴンナイトと呼ばれている。現在はセシリア騎士団の少数精鋭を持ってドーナ大陸に出向いているが、妖魔との激戦区であるドーナの地で彼の小隊が戦い続けられるのは、同じ円卓の騎士ガウェインの采配で豪華絢爛な装備を整えられたおかげであるという。 技能:ファイター13以上15以下、他技能あり 能力値:筋力がかなり高い。脳筋。(能力幅24〜6まででGMが自由に設定すること) 知名度 ユグドラシア出身者の知名度:11、フォーセリア来訪者の知名度:13 |
円卓の騎士 ベディヴィア | 騎士団領の上院議員。高名な魔術師であり、美しい女性。新王国暦523年時点で、25歳。 魔法の腕と知識は確かであり、若くして政府の魔法・学問関係の最高責任者を勤めている。魔力が尽きかけてる魔力の塔から微量の魔力をリサイクルするシステムを作った功労者であり、魔動機文明期の知識も豊富である。代々この地位に就いてきた家系の出だからか、高飛車でプライドが高く、研究のためならば人命を省みない冷淡な一面がある。関係者からは、性格に難がなければと嘆きの種になっている。三賢者ブプモの弟子だが、彼女の古代遺物に関する知識は後から勉強したもののようだ。 技能:ソーサラー10、セージ10以上 能力値:超知能派。知力と精神力はかなり高い。(能力幅24〜6まででGMが自由に設定すること) 知名度 ユグドラシア出身者の知名度:11、フォーセリア来訪者の知名度:13 |
円卓の騎士 パーシヴァル | 騎士団領の上院議員。生真面目で誠実な好青年。新王国暦523年時点で、20歳。 代々家に伝わる家宝として、電撃による攻撃を無効にする特殊なアイテムを所持しているらしい。彼の先祖は“雷騎士”の異名を持つ初代円卓の騎士トールである。 技能:シーフ10、ソーサラー8以上10以下 能力値:器用な人物。ソーサラーよりはシーフ技能がメイン。(能力幅20〜12まででGMが自由に設定すること) 知名度 ユグドラシア出身者の知名度:11、フォーセリア来訪者の知名度:13 |
円卓の騎士 ガウェイン | 騎士団領の下院議員。眼鏡をかけた優しげな男性。新王国暦523年時点で、28歳。 成り上がりで下院議員となった若い騎士。学者としても優秀で、政府の複雑な事務処理を任されることが多い。主な活動は外交官であり、絶えず世界の国家間を取り持っているようだ。彼が居なければ現在のようなセシリア騎士の運用は不可能と言われている。一線級のファイターでもあり、各種精霊力を用いた剣を作り出す特殊な精霊使いでもある。上位精霊フェンリルと“盟約”しているらしい。 技能:シャーマン10以上、ファイター9以上10以下 能力値:知能派。メインは戦士ではなく精霊魔法。(能力幅24〜10まででGMが自由に設定すること) 知名度 ユグドラシア出身者の知名度:11、フォーセリア来訪者の知名度:13 |
b.銀の王国
騎士団領の同盟国家の一つ。騎士団領のある島の地下に存在する、ドワーフとハイコボルト(この地で育った特殊な能力を持つコボルト)の王国です。
彼らの技術はパレスの魔法技術に大きく貢献しています。この王国中央部にある地下火山には、かつて一匹の邪悪な古代竜が封じられていました。
国の情報 | |||
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国名 | 銀の王国 | 全体の人口 | 未測定 |
首都名 | なし | 首都の人口 | 未測定 |
国の言語 | ドワーフ語 | ||
施設 | 冒険者ギルド:なし 魔術師ギルド:なし 神殿:ブラキ、マイリー 盗賊ギルド:なし ルーンフォーク整備施設:なし | ||
知名度 | 国の存在 ユグドラシア出身者:10 フォーセリア来訪者:12 |
NPCの情報 | |
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ドワーフ王 ボルス | 銀の王国の国王。 |
c.大瀑布の町、クリナフォレンツァ
ユグドラシア北東部に位置するシームエンド島の商業都市。≪グランドフォール≫と呼ばれる大滝の麓にあるため、『瀑布の町』とも呼ばれています。また、その滝からは外界(フォーセリア世界)より流れこんでくる者もいるために、『狭間の町』という風にも呼ばれています。
実質、セシリア騎士団領の支配下にあり、市長は選挙で選ばれているものの、その政治的な影響力を大きく受けています。
この地にはフォーセリアより訪れる客人を保護する施設があり、問題ないと判断された者に対しては冒険者として各地を旅する事を了承する組織があります。この組織はユグドラシアに古くからあり、≪冒険者ギルド≫と呼ばれています。冒険者ギルドは世界各地に支部を持ち、酒場の運営や仕事の斡旋、犯罪を行う冒険者の取締など、冒険者のサポートから自浄作用まで幅広い仕事を行なっています。運営は引退した冒険者や民間人から行われており、その本部はこのクリナフォレンツァにあるのです。
冒険者にとっては魅力的な地であり、グランドフォールの近郊には古代遺跡も多く、また近海には湖の妖精メロウの作る湖の王国があるとも伝えられています。
町の情報 | |||
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町名 | クリナフォレンツァ | 人口 | 約1万人 |
町の言語 | 共通語(出身者は東方語) | ||
施設 | 冒険者ギルド:あり(本部) ※この冒険者ギルドから、フォーセリア世界でスカウトされた冒険者はフォーセリア世界に戻るゲートを使用することができます。許可申請と査定のために5日ほどかかります。 魔術師ギルド:あり 神殿:五大神すべてあり 盗賊ギルド:あり ルーンフォーク整備施設:なし その他特殊な施設:星屑の浜辺(グランドフォールに接触している浜辺) | ||
知名度 | 町の存在 ユグドラシア出身者:既知 フォーセリア来訪者:既知 |
NPCの情報 | |
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市長 ムノーマン | クリナフォレンツァの市長。恰幅がよく、穏やかで呑気な性格の中年男性。 騎士団領首都パレスの豪商ハーバード家と姻戚関係にあり、その息子は円卓の騎士の一人(ガウェイン)である。一部にはコネクションで市長になった無能者だと囁かれているが、本人にも政治能力がないという自覚はあるらしく、自らの権力を強めようとはせず、騎士団領の政治介入に協力的である。そのため、余計な摩擦を起こさない人物として評価されている向きもある。 一人称:僕(ボク)/二人称:君(キミ)、貴方…等/「僕が市長のムノーマンです〜。一緒にお菓子食べませんか〜?」 技能:プリースト1(チャ・ザ) |
d.風の王国、シルイド
ユグドラシア北西部バラティカ大陸にある騎士団領の同盟国。『亜人の楽園』とも呼ばれており、人間が居住を許された特区以外には、世間的に認められた亜人種以外は自由に立ち入ることも出来ない国です。
彼らの軍隊は、肉体を使った武術に長けた独自の戦闘技術を持っています。
国の情報 | |||
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国名 | シルイド | 全体の人口 | 未測定 |
首都名 | シルイド | 首都の人口 | 約8000人 |
国の言語 | 共通語(出身者は西方語) | 軍隊 | シルイド王国軍 |
施設 | 冒険者ギルド:あり 魔術師ギルド:あり 神殿:なし 盗賊ギルド:なし ルーンフォーク整備施設:あり | ||
知名度 | 国の存在 ユグドラシア出身者:10 フォーセリア来訪者:12 |
NPCの情報 | |
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国王 ボロムン | シルイド王国の国王。ゾウの姿をした巨体の獣人男性。普段は大らで穏便な性格だが、3mを優に超える立派な体躯を持ち、ひとたび怒らせると誰も手がつけられないと言われている。国政の手腕は高く、民衆からは慕われているようだ。 一人称:ワシ、私/二人称:貴君、貴公/「苦しゅうない、顔を上げよ。して、貴公はこの国に何用で参ったのかね?」 技能:グラップラー8、ファイター7、セージ3、ノーブル6 |
三賢者 ブプモ | シルイド王国の宮廷魔術師。タビット族の男性。世界屈指の魔術師であり、ユグドラシアの三賢者の1人と呼ばれている。もう1人の三賢者マーリンとは仲が良く、たまにマーリンの住処へお茶を飲みに行く間柄らしい。好物は人参。 一人称:ボク/二人称:キミ、貴方/「ボクがブプモです。えーと、いちおー三賢者とかって呼ばれてる、すごい魔法使いです。エヘン!」 技能:ソーサラー10以上、セージ10以上、他技能あり |
e.鉄の王国、ミッドガルズ
ユグドラシア中央ロンドワナ大陸の北部にある、人口の9割以上を人間が占める国です。この国の人々は人間以外の種族と、神聖魔法を除いた魔法(特に古代語魔法)に対しての差別が激しく、首都や大きな都市には亜人や魔法使いの旅人は立ち入ることさえ禁止されています。ただし、細工の技術を買われたドワーフと、人間の主人に忠誠を誓っているルーンフォークだけは受け入れられているようです。
ミッドガルズ国は武具や機械(魔法を使わない類)の開発が進んでおり、腕の良い職人を国家レベルでスカウトしています。軍事国家で、西の隣国やタイム川周辺で暮らす南の遊牧民達との小競り合いが絶えません。騎士団領との同盟も頑なに拒んでおり、聖樹の街道の1つ、タイム川へ延びている街道を破壊してしまいました。
新王国暦306年に誕生した王権君主制国家であり、現在の君主はオーザム4世です。王の権力は絶対とされており、軍隊は国王を中心に統率が取れています。王の命令に背く者は、名のある貴族といえども処罰を免れることはできません。
氷の島が近い北方領土は、冬には積雪が多く移動が困難になります。北は燃料である石炭の重要な採掘場があるため、国は今、雪の中でも快適に動く乗り物を作るために技術者を集めています。
国の情報 | |||
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国名 | ミッドガルズ | 全体の人口 | 約120万人 |
首都名 | ミッドガルズ | 首都の人口 | 約10万人 |
国の言語 | 東方語 | 軍隊 | ミッドガルズ騎士団(人間部隊) オーザム親衛隊(ルーンフォーク部隊) |
首都の情報 | 約15メートルの石壁に囲まれた、巨大な城壁都市。警備が厳しく、旅人は南北の大門からしか出入りを許されていない。また、紹介を受けていない魔法使いや亜人は門前払いされてしまう。 都市の中は外来者用の中央通りが賑わっており、他の場所では手に入らないような特殊な武器が売買されている。中央通りから横道にそれると、迷路のように入り組んだ道と建物が続いており、土地勘の無い者は迷ってしまう。これは都市が攻められた際に敵兵の足を止めるための意図的な構造であり、その複雑な街並みは人々から『皇帝の迷路』と呼ばれている。 | ||
首都の施設 | 冒険者ギルド:あり 魔術師ギルド:なし 神殿:五大神すべてあり、ファリスとマイリーが二大神 盗賊ギルド:あり ルーンフォーク整備施設:なし(王宮内あり。一般人使用不可) | ||
知名度 | 国の存在 周辺の出身者:既知 その他:12 |
NPCの情報 | |
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皇帝 オーザム4世 | ミッドガルズ王国の国王。豊かな白髪をライオンのように逆立てた、壮年の男性。 自らを皇帝と名乗っており、逆らう者には容赦をしない。占領した領土の貴人や風習は全て排除し、若者は親元から離してミッドガルズの教育を受けるような他民族排除の国政を執っている。国内外で恐れられている存在。 一人称:我/二人称:貴公、貴様/「我に逆らう者は何人たりとも許さぬ」 技能:ファイター8、プリースト5(ファリス)、ノーブル6 |
f.氷の都市、ジタン
ロンドワナ大陸の最北にあるミッドガルズ領の都市。氷の精霊力が強い寒冷地で、住民は毛皮のコートなどの防寒服で身を覆っています。
付近の山で良質の石炭が採れることから、町は石炭の輸出で潤ってきました。そのため、僻地の都市とは思えないような立派な建物が建っています。もっとも、中途半端な建造物ではこの土地の冬を乗り越えることは困難です。漁業で生計を立てている住民もいますが、ほとんどの住民は石炭採掘の仕事に携わっています。
町の情報 | |||
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町名 | ジタン | 人口 | 約5000人 |
町の言語 | 東方語 | ||
施設 | 冒険者ギルド:あり 魔術師ギルド:なし 神殿:ファリス、マイリー 盗賊ギルド:あり ルーンフォーク整備施設:なし その他特殊な施設:石炭採掘場 | ||
知名度 | 町の存在:13 |
g.機械仕掛けの国、ムーンパール
ユグドラシア中央ロンドワナ大陸の北西部にある国。国といっても大きな1つの都市の中で、数十種類のルーンフォーク達が集って社会を形成している特殊な国です。この国は、その地で生まれたルーンフォーク達の設計者である古代人”技師ニフマルコ”が描いた空想上の王国ムーンパールを再現するために建国されました。ルーンフォーク達が、亡き主人(設計者)の夢を実現するために建てた国なのです。
ムーンパール国は、一直線に通り過ぎるだけで歩き通しでも3日はかかるほど大きな都市です。空想の国を忠実に再現しているため、奇妙な構造の建物や、変わった店であふれており、誰かの夢の中やおとぎの国に迷い込んだかような場所です。ルーンフォークの設計者が構想しただけあり、現在の技術では追いつけないほどの立派な機械仕掛けも見受けられます。
ルーンフォーク達は、国を維持する管理技術者達と、店員や民衆、兵隊などの住民役を分担しており、他国との外交や内政は管理技術者達が行っています。国王もいますが、役割として「国王」を演じているに過ぎません。寿命が過ぎたルーンフォークは、新しい(大抵の場合、同じ性能の)ルーンフォークに交代し、前任者と同じ仕事をまっとうします。国民は年中まったく同じ毎日を送っているわけではなく、ニフマルコが描いた50年分の「空想の国で起こる数々の事件や行事」を忠実になぞることで変化を経験しています。
国の情報 | |||
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国名 | ムーンパール | 全体の人口 | 約3万人 |
首都名 | なし | 首都の人口 | 約3万人 |
国の言語 | 下位古代語 | 軍隊 | ムーンパール遊撃隊 |
施設 | 冒険者ギルド:なし 魔術師ギルド:なし 神殿:なし 盗賊ギルド:なし ルーンフォーク整備施設:あり | ||
知名度 | 国の存在 周辺の出身者:既知 その他:13 |
NPCの情報 | |
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国王 ニフマルコ | ムーンパール王国の国王(という設定のルーンフォーク)。灰色のヒゲを長く生やした老人タイプのルーンフォーク。 新しいことや楽しいことを好む愉快な国王だが、時に非情な命令も下す(という設定を演じている)。 一人称:ワシ/二人称:お主、お前…等/「ワシが王様じゃ、ワシの命令を聞かんと死刑じゃぞい〜」 技能:不明 |
h.世界樹へ続く港町、サライ
ロンドワナ大陸中央部を走る聖樹の街道の、最西端にある港町。世界樹のあるセシリア騎士団領の首都パレスまでは、船で1日の距離です。世界樹の島とロンドワナ大陸中央部の街道を結ぶ拠点として栄えています。
町の情報 | |||
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町名 | サライ | 人口 | 約2000人 |
町の言語 | 東方語 | ||
施設 | 冒険者ギルド:あり 魔術師ギルド:あり 神殿:ファリス、マーファ 盗賊ギルド:あり ルーンフォーク整備施設:なし | ||
知名度 | 町の存在:13 |
@.エルフの王国、アルファ
ユグドラシア中央ロンドワナ大陸の北東部にあるエルフ達の国。広大な森林地帯の奥深くにあり、原始の森と呼ばれるエルフ達にとって神聖な森を守護している古代から存続する国です。昔は鎖国していましたが、騎士団領と同盟を結んでからは森の入り口付近までなら旅人を受け入れるようになりました。
原始の森は不可思議で美しい場所です。エルフ達の手入れにより、他の森の植生に脅かされることなく太古の姿を保っています。もし、来訪者が森を破壊したり、許された範囲より奥まで侵入しようとするなら、精霊魔法と弓の名手であるエルフの戦士達に命を狙われることになるでしょう。
国の情報 | |||
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国名 | アルファ | 全体の人口 | 約1万人 |
首都名 | なし | 首都の人口 | 約1万人 |
国の言語 | エルフ語 | 軍隊 | 名称不明 |
施設 | 冒険者ギルド:なし 魔術師ギルド:なし 神殿:なし 盗賊ギルド:なし | ||
知名度 | 国の存在 周辺の出身者orエルフ生まれ:既知 その他:13 |
j.湖畔の王国、テール
ユグドラシア中央ロンドワナ大陸の東部にある騎士団領の同盟国。王都がジス湖の水上に浮かぶように建てられていることから、『湖畔の王国』と呼ばれています。リルドラケンと人間が共同で統治しており、人口比率も人間と共にリルドラケンが多く比重を占めています。
王権君主制国家ですが、人間とリルドラケンの2人の王がそれぞれの決められた領地を管理し、双方の領地に関ることは会議で決定しています。人間の王は、人間が多い場所を管轄し、リルドラケンの王は、リルドラケンの多い場所を管轄しています。そのため、王宮には王が2人います。
国民は大らかで交流好きなリルドラケン的な国民性を持ち、各地に飛んで商売している者も多くいます。人間のテール人は、背が高くて大きい傾向があります。
国の情報 | |||
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国名 | テール | 全体の人口 | 約60万人 |
首都名 | テール | 首都の人口 | 約5万人 |
国の言語 | 西方語 | 軍隊 | 水竜の盾騎士団 |
首都の情報 | 都市の半分が湖の上に浮かんでいる水上都市。船での行き来が必要なので、渡し舟屋が各所に点在している。住民は一家に1台は小船を所有しているのが一般的。 北方にマグヌス山脈を据えた景観の美しい都市でもある。 | ||
首都の施設 | 冒険者ギルド:あり 魔術師ギルド:あり 神殿:五大神すべてあり 盗賊ギルド:あり ルーンフォーク整備施設:なし | ||
知名度 | 国の存在 周辺の出身者:既知 その他:12 |
k.魔具の町、クレモス
聖樹の街道の分かれ道にある町。魔術師ギルドがそのまま大きくなり都市になったような町です。ロンドワナ大陸東部にいる古代語魔術師の半数はこの町に滞在していると考えられているほど、たくさんの魔術師とその弟子達が集まって暮らしています。人々はクレモスを『魔術師の町』と呼んでいます。
街道の要所であるクレモスには、遺跡からの出土品が方々から集まってきます。クレモスの魔術師達は、その物品を調査して大きな成果を上げてきています。騎士団領の首都パレスほどではありませんが、現在も魔術師達による数々の研究がクレモスで行なわれています。騎士団領とは同盟関係にありますが、クレモスの上層部にいる魔術師達は、騎士団領の魔術師達にライバル意識も抱いているようです。
一般旅客や商人のための宿街もあり、賑わっていますが、最も賑わっているのは商店街です。冒険者達が訪れる目的は主に、魔動機文明の調査による副産物、魔動機術を使った魔具を扱う店です。その店の豊富さはパリスをしのぐとまで言われており、クレモスは冒険者達には『魔具の町』と呼ばれています。
町の情報 | |||
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町名 | クレモス | 人口 | 約4000人 |
町の言語 | 共通語(出身者は東方語) | ||
施設 | 冒険者ギルド:あり 魔術師ギルド:あり 神殿:チャ・ザ、ラーダ 盗賊ギルド:あり ルーンフォーク整備施設:あり | ||
知名度 | 町の存在:12 |
l.歌と詩の王国、ラクシュ
ユグドラシア中央ロンドワナ大陸の中央部にある国。騎士団領とは同盟関係にはありませんが、中立を保っているだけで敵対しているわけではありません。ラクシュ王国は、魔術師であり吟遊詩人でもあった古代カストゥール人ラクシュが建国した、古くから続く王国の1つです。周辺諸国には『吟遊詩人の国』と呼ばれています。首都フレデリカ(ラクシュの妻の名が由来です)には古今東西の詩や言い伝えを集めた大図書館があり、頻繁に歌のイベントが開催されています。そのため、各地から吟遊詩人が集まってきます。
ラクシュ人は豊富な物語や戯曲を子守唄にして育ち、どこでも感情のままに歌い出すことを恥じません。言い争うラクシュ人が、感情を歌にして相手へぶつけている光景も珍しくありません。同調する者や達者な歌い手に感化された者が、即興のコーラスに参加することもあります。国民全体が歌に親しんおり、この国で認められることは吟遊詩人にとっては大変な名誉です。
現在はイオ王という若い王が治めてますが、大臣と王の母親が権力争いをしており、派閥に分かれた貴族達が穏やかではない動きをしています。また、新王国暦515年に歌曲の大祭典が開催された折、初代ラクシュ王が遺した国宝、それぞれが魔力を持つ56の歌曲集『ラクシュ・ロマンス』を風来のグラスランナーに盗まれて以来、祭りのたびに散財する傾向のあった王家への不満の声も上がり始めています。同時にグラスランナーに対する風当たりもきつくなりましたが、グラスランナー達は一向に気にしていません。民衆も、暦515年頃のグラスランナーへの警戒が薄かった風潮に対して「あいつら(グラスランナー)を野放しにしていたのだから、国宝を盗まれるのは時間の問題だった」と過去の政策を批判する向きで当時の事件を語ることが多いようです。
『ラクシュ・ロマンス』は国をあげて捜索しており、今のところ第14、第6、第22、第24番を取り戻していますが、残りの歌曲は行方不明のままです。不幸なことに、歌曲集はばらばらになってしまったようです。
国の情報 | |||
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国名 | ラクシュ | 全体の人口 | 約75万人 |
首都名 | フレデリカ | 首都の人口 | 約5万人 |
国の言語 | 西方語 | 軍隊 | 銀の縦笛騎士団 |
首都の情報 | 吟遊詩人達が集まるラクシュ王国の首都。街のあちこちに広場があり、歌い手達が腕を競っている。貴族の邸宅が集まる区域では自分の屋敷に小劇場を持つ者もおり、王宮内にも大劇場がある。年に1度、王宮の大劇場で歌の祭典が催されており、それを目当てに訪れる旅人も多い。 町並みが美しい古都。いたる所に初代ラクシュ王の石像や音楽を連想させるマークが置かれている。聖樹の街道に沿って東門と西門がある。 グラスランナーは一部の店や施設で出入りを禁止されている。特に王宮は全面侵入禁止である。 | ||
首都の施設 | 冒険者ギルド:あり 魔術師ギルド:あり 神殿:五大神すべてあり 盗賊ギルド:あり ルーンフォーク整備施設:なし その他特殊な施設:大劇場 | ||
知名度 | 国の存在 周辺の出身者:既知 その他:12 |
NPCの情報 | |
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国王 イオ | ラクシュ王国の国王。新王国暦518年生まれの幼い国王。 急死した父王に代わり王権の座に就くが、母親から権力争いの道具にされており、実質的な支配権は本人にはない。 一人称:私/二人称:貴方/「私は構いません。母上が、そう仰るのでしたら……」 技能:不明 |
m.火山と共に暮らす村、ヨルバム
ヨルバムは、炎の島にある唯一の集落です。この村には人間とドワーフしかいません。人々は灼熱の大地と活火山に寄り添い、火の精霊を信仰しながら独特の風習を守って暮らしています。自給自足で生活している小さな村ですが、海産物が貴重な資源なので漁師が多く、貧相ながらも港が整備されてます。
旅人は滅多に訪れないものの、火山活動の研究をしに学者達が長期滞在している施設があり、村の人間は外界の情報に触れる機会があります。そのせいで、若者が外の世界に憧れて島を出ることが増え、村では過疎化が深刻な問題になっています。
村の情報 | |||
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村名 | ヨルバム | 人口 | 約200人 |
村の言語 | 東方語 | ||
施設 | 冒険者ギルド:なし 魔術師ギルド:なし 神殿:マーファ 盗賊ギルド:なし ルーンフォーク整備施設:なし | ||
知名度 | 村の存在:13 |
n.恵みの国、パネマ
ユグドラシア中央ロンドワナ大陸の南東部にある騎士団領の同盟国。複数の部族が集って1つの国を名乗っている共和国。その領土はコロビア諸島の一部も含む。熱帯の豊かな自然に囲まれた領土を持ち、黒い肌の人々が暮らしています。首都パネマ以外では、人々は蛮族と変わらないような生活をしており、同じ国でありながら、部族によって様々に異なる風習を守っています。一年中そこら中で果実が実っているので、食うだけなら困ることはまずありません。
この国が重要な決定をする時は、規模の大きい13の部族から族長が集まって族長会議を開きます。昔は部族間の争いが絶えませんでしたが、族長会議を制定して共和国を名乗るようになってからは大きな内部紛争は無くなりました。今でも部族間で摩擦が起こることはありますが、大きな問題は族長会議に持ち込まれて平和裏に審議されるので、争いに発展することは稀です。
国の情報 | |||
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国名 | パネマ | 全体の人口 | 未測定…30万人ほど? |
首都名 | パネマ | 首都の人口 | 約1万人 |
国の言語 | 東方語 | 軍隊 | パネマ連合軍 |
首都の情報 | 自然に囲まれた南国の町。周辺の集落から物資が集まり、毎日バザールが開かれている。定住している住人は少なく、ほとんどの建物が政府と外来者用の施設。建物と言っても、柱と屋根だけの簡素な造りのものが大半である。 この国の役人になれるのは選りすぐりのエリート達なので、役人はすべて共通語の読解が可能。 | ||
首都の施設 | 冒険者ギルド:あり 魔術師ギルド:なし 神殿:マーファ、ファリス、ブラキ 盗賊ギルド:あり ルーンフォーク整備施設:なし | ||
知名度 | 国の存在 周辺の出身者:既知 その他:12 |
O.風呼の里
アンブレラ島にある小さな集落です。フォーセリア世界のイーストエンドから移住してきたと言われている民族の末裔が暮らしており、その文化は現実世界の江戸時代日本に非常に近く、この世界では独特のものです。忍者と呼ばれる身軽で風変わりな戦士が集落を守っています。
風呼の里のような集落は世界各地に点々と存在しており、その大半が周辺の盗賊ギルドや国家組織と密接な協力関係を持つことで、自分達の文化を守っています。
村の情報 | |||
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村名 | 風呼の里 | 人口 | 約300人 |
村の言語 | 東方語 | ||
施設 | 冒険者ギルド:なし 魔術師ギルド:なし 神殿:なし 盗賊ギルド:なし ルーンフォーク整備施設:なし | ||
知名度 | 村の存在:14 |
p.自由都市、ニューゲート
ロードレスランドの最北部にある港町。冒険の中心になる町です。「冒険の拠点」に詳細があります。
q.貿易都市、ワイルドベリー
ユグドラシア中央を走る聖樹の街道の最東端にある港町。冒険の中心地に近い都市の1つです。「冒険の拠点」に詳細があります。
r.フォーセリア世界の都市、キャンベル
フォーセリア世界のルーナリア大陸にある共和制国家クランシアの首都。学問の都市であると同時に港町でもあり、アレクラスト大陸から旅人や冒険者が多くやって来ます。
この都市はユグドラシア世界のセシリア騎士団とも交流があり、外交官と魔術師ギルドの管轄の下、騎士団領首都パレスへのワープ装置があります。ユグドラシアの冒険者ギルドからの要請で、ワープ装置を使って有能な冒険者をユグドラシアへ派遣することもあるようです。
NPCの情報 | |
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外交官 フランソワ | ユグドラシア世界への外交官を担当している者の1人。金髪碧眼でお嬢様カールの美女。 父親はクランシア外交官の重役であり、本人は冒険者と共に一度ユグドラシア世界へ訪れたことがある。そのため、父親の手助けをする目的でユグドラシアへの外交官を任されている。主に、冒険者と旅した頃の経験を生かして、キャンベルに訪れた冒険者をユグドラシア世界へ派遣するスカウトを行っている。 一人称:私(わたくし)/二人称:貴方/「私もお供したいところですが、使命がありますので。ここで皆様の新天地でのご活躍を祈っておりますわ」 技能:プリースト(ラーダ)6、ファイター1、ノーブル? |
z.各街道の詳細
ロンドワナ大陸の有名な街道を幾つか紹介しておきます。どれも旅人達に重宝されている街道です。大陸には他にも大きな街道や小さな獣道まで、様々な通り道が存在します。
徒歩での一般的な旅程と、馬に乗った場合の旅程も記載しておきます。地形によって旅の速度は大きく変わるので、日数が必ずしも地図上の距離と比例するわけではありません。急いで歩いたり、馬は早駆けを使うなら、もっと早く目的地に着くことができます。また、氷の島に近い街道は冬に積雪するので、表示より日数がかかります。
- 聖樹の街道
ロンドワナ大陸の各地から世界樹の島へと続いている3つの街道。必ず馬車で通れるほどの舗装と道幅が整っており、広い所では馬車が4台並べるほどに道幅が大きい。セシリア騎士団領を中心に見回りと整備が頻繁に実施されており、その安全性と利便性から利用する旅人は多い。自然と人が集まり、街道沿いは1日〜2日歩く距離ごとに大抵、宿町がある。
3つの街道の内1つは、ミッドガルズ国によって途中で街道が途切れている。
徒歩の旅程表(馬の場合) 1 (g)ムーンパール国−10日(7日)−南の端 2 南の端−14日(9日)−北の端(タイム川前) 3a (h)サライ−28日(15日)−(l)ラクシュ王国−16日(11日)−(k)クレモス−12日(8日)−(j)テール王国 3b (h)サライ−28日(15日)−(l)ラクシュ王国−16日(11日)−(k)クレモス−9日(5日)−(q)ワイルドベリー
- 緑の街道
マグヌス山脈を囲むように作られた街道。原始の森のエルフ達の王国アルファに続いてるので、緑の街道と呼ばれるようになった。森の中に入ると舗装が整っていない場所もあるが、起伏が少ない道が選んであり、歩きやすい。
徒歩の旅程表(馬の場合) (l)ラクシュ王国−14日(10日)−遊牧民の街道−22日(14日)−(@)アルファ王国−32日(25日)−(j)テール王国
- 月の街道
ムーンパール国から東に伸び、ミッドガルズ国の首都まで続いている街道。ムーンパール国のルーンフォーク達が作った”ムーンパール国から東へ伸びる白い道”を、ミッドガルズ人が更に南に伸ばして現在の姿が完成した。白い石を敷き詰めて舗装されており、夜は月明かりを反射してぼんやりと白く輝く、美しい街道。
徒歩の旅程表(馬の場合) (g)ムーンパール国−38日(20日)−石炭の街道−14日(10日)−(e)ミッドガルズ王国
- 海竜の街道
ワイルドベリーからロンドワナ大陸の最南端まで延びた道。南の終端には、かつて海竜を信奉するために建てられたとされる古い神殿跡がある。
徒歩の旅程表(馬の場合) (q)ワイルドベリー−31日(22日)−(n)パネマ共和国−2日(1日)−南の端
- 遊牧民の街道
緑の街道から西に伸びて、ミッドガルズ国の首都まで続く道。遊牧民達が暮らす湿原と草原地帯を通るため、この名が付けられた。舗装らしい舗装はされていないが、道幅は広い。
徒歩の旅程表(馬の場合) (e)ミッドガルズ王国−22日(18日)−緑の街道
- 旅人の街道
テール王国から港町ワイルドベリーまで一直線に続く道。ロードレスランドへ向かう者達のために舗装された、比較的新しい街道。
徒歩の旅程表(馬の場合) (j)テール王国−15日(11日)−(q)ワイルドベリー
- 石炭の街道
月の街道の途中から、最北の町ジタンまでの街道。ジタンから石炭を運ぶ目的で舗装された、石とレンガ作りの街道。大型の輸送馬車も難無く通れる。冬は積雪するため、等間隔に道の目印となるポールが立てられている。
徒歩の旅程表(馬の場合) (f)ジタン−12日(8日)−月の街道
国や街に所在しないNPCの情報 | |
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三賢者 マーリン | 謎の青年。ユグドラシアの三賢者の1人であり、『歴史の観察者』とも呼ばれている。 セシリア騎士団の騎士団長ロキと同等の実力者とも呼ばれているが、詳しいことは知られていない。現在はモルドレドの乱での傍観を背信行為と取られ、セシリア騎士団によりいずこかへ幽閉されている。しかし、そのことを知る者は騎士団の円卓の騎士か、それ以上の権力者のみである。 一人称:僕(ぼく)/二人称:君(きみ)…等/「いらっしゃい、僕に何か用かな?」 技能:ソーサラー10以上、他技能あり |
三賢者 シャール | ユグドラシアの三賢者の1人。エルフの老人のようだが、彼の姿を見た者はいない。クーという名の息子がいるという噂がある。 技能:ソーサラー10以上、他技能あり |
冒険の拠点
冒険者達の開拓地、フロンティア冒険の中心地は、ユグドラシア南東部にある大陸です。大陸の先には、遥かな過去にカストゥールとは違った文明を構えていた王国や、数多の怪物が跋扈する未踏の地が広がっていると言われており、知識人はこの地を未統治の大地、≪ロードレスランド≫と呼びます。しかし、それはこの地を知識のみで知る者達の言葉です。この地に実際に足を踏み入れたものは、希望を込めて開拓地――『フロンティア』と呼んでいます。 ロードレスランドは、上部の小さな陸地(北部)と、広大な下部の陸地(南部)に分けることができます。上部の陸地(北部)は港町ニューゲートがあり、遺跡や未開地の中に小さな村も点々と存在しています。下部の陸地(南部)はすべて未開地で、奥に入るほど謎に包まれています。未開地の中には周辺にある無数の島々も含まれており、日々、各地で新たな遺跡が見つかっている状態です。ロンドワナ大陸に近い海域では、人が居住している島もあります。 |
自由都市、ニューゲート
大陸ロードレスランドの入り口となる港湾都市が、キャラクター達が主に暮らす自由都市ニューゲートです。周囲には海の先にも陸地にも未開地が広がっており、自然と人が集まり、現在開拓の拠点として発展している最中です。開拓者としてやって来た人々が元気に暮らす、とても活気のある町です。
新王国暦514年頃、この周辺の大地ではミスリル鉱山の存在が確認されていましたが、数多の組織によりその鉱山は採掘され尽くし、また血を見る事件も頻発しました。その事態を重く見た周辺各国や騎士団領は盟約を結び、開拓団の派遣を冒険者ギルドに依頼しました。そして新王国暦520年に作られたのがこのニューゲートです。各国は盟約により町への干渉を禁止されているため、この町は自由都市としてその地位を守られています。
町の代表者は特に定まっておらず、各組織や財団がなわばりを守る形で都市機能を維持しています。自警団も組織されていますが、一部の区域を守る役目にはなっているものの、全体の治安維持にまでは手が回っていません。そのため場所によっては危険な区域もあります。
未だに多くの遺跡を構えるこの地に目を付けている軍事国家も多く、冒険者の仕事には事欠かない場所です。
町の情報 | |||
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町名 | ニューゲート | 人口 | 約5万人 |
町の言語 | 共通語(出身者は西方語) | ||
施設 | 冒険者ギルド:あり(冒険者の酒場『ルージュのそよ風亭』です) 魔術師ギルド:あり 神殿:五大神すべて、ブラキ 盗賊ギルド:あり ルーンフォーク整備施設:あり | ||
知名度 | 町の存在 ユグドラシア出身者:10(冒険者は既知) フォーセリア来訪者:12(冒険者は既知) | ||
各主要地域への所要時間 | ロードレスランド下部の北先端:徒歩10日 ロンドワナ大陸の近隣都市:船で1日〜3日 アンブレラ:船路で約15日 パネマ共和国首都:船路で約8日 コロビア諸島:船路で約10日 シームエンド:船路で約40日 ※クリナフォレンツァへは直通のゲートがあります。要人の他に冒険者ギルドでも使用許可を出せるようになっており、冒険者として登録している者は5日ほどの許可申請で査定の後にゲートを使えます。 世界樹の島(パレス):船路で約30日 ドーナ大陸:船路で約30日 | ||
新王国暦以後の 大まかな歴史 | 200年頃 カストゥール文明崩壊後、初の上陸成功 300年頃 本格的な調査団の入陸、原住民との接触 350年頃 移民が発生しだす 500年頃 ミスリル鉱山の発見。ミスリルラッシュで開拓者が殺到。 唯一の港が開拓街として栄え、鉱山を中心に街道や村が増える。 514年頃 ミスリルラッシュ終了。冒険者ギルドより開拓団の派遣。 520年 開拓街、自由都市ニューゲートとして新生。 各国は盟約によりニューゲートへの干渉禁止となる。 | ||
主な行事 | ニューゲートは多文化多民族都市である。そのため様々な地域の行事や祭りが混在し、時にニューゲート独自の解釈で執り行われている。多数の人間が参加している行事には、以下のようなものがある。 聖夜祭:毎年12月24日の日没から25日まで開催される祭。精霊に感謝する、救世主を祝うなど、民族によって祭りの主旨は異なるが、ニューゲート民はどれもおおらかに受け止めており、盛大に騒がしく楽しむ日である。建物や街路を華やかに飾りつけ、人に贈り物をするのが祭りの主な習慣。 バレンタインデー:毎年2月14日にニューゲートで習慣化されている行事。男女が愛の誓いをする日。女性は相手に菓子を、特にカカオ菓子チョコレート(高級菓子)を送ることが多い。なぜ2月14日なのか理由は定かではない。3月14日は返事をする日と言われているが、あまり守られてはいない。 | ||
町の要所詳細(上記の地図参照) | |||
ノースゲート港 | ニューゲートの大きな港。嵐が来ない限り、毎日のように船が出入りしている。軍船もあるため、ちょっと物騒な雰囲気がある。大半の人にとっては、1人では立ち入りたくない場所。盗賊ギルドの監視もあり、夜は犯罪に巻き込まれないように注意が必要である。 | ||
ノースゲート市場 | 港から運ばれた荷物が下ろされる場所。倉庫脇の露店では無数の品々が揃えられており、行商人の他に一般の町人も買物に来る、街で最もにぎわっている場所である。中央にチャ・ザ神の大神殿があり、大きな銀行の役目も果たしている。 | ||
ノースゲート市街 | 貴族・教養階級の住む高級住宅街。賢者の学院・魔術師ギルドもここにある。貴族街に魔術師ギルドがあるのは、それだけギルドの魔法使いにモラルがあるという証拠でもある。一般人には知られていないが、パレスの監視の目はここにあり、魔術師ギルドの成員にとっては当たり前の情報でもある。ファリス神殿とラーダ神殿もこの地域にある。図書館もあるが、潮風で物が保管しにくいために、あまり設備がよくない。マイリー神殿の支部もあり、信仰している騎士が常駐してる。しかし、郊外の本部とはやや温度差があるようだ。 | ||
サウスゲート市街 | 川の流れる一般市街。マーファ神殿はここにある。ここから少し郊外に行くと、田園風景が広がっている。 | ||
中央広場 | 井戸のあるのどかな広場。冒険者の町らしく、色々な種族を見かけることができる。ニューゲートの住民は耳が肥えてるため、ここで稼げる吟遊詩人は相当の腕の持ち主。 | ||
灯台 | 山(見張りの山)に面した灯台。ここでニューゲートを一望できる。恋人達の穴場スポットになりそうだが、人通りが少ないため治安が良いとは言えず、観光に来る者は少ない。 | ||
ミスリル通り | 名称はミスリルの夢を追う開拓前線だった頃の名残である。別名、冒険者通り。一般の住民はここより南に行く用事がないので、冒険者や、それに関わる者たちばかりが集まっている。ブラギ神殿があり、神殿には天を焦がすという大釜が備え付けられている。ガネードやヴェーナーの集いもあるが、特定の拠点はないとされてる。盗賊ギルドは、主に港の近くとここの二箇所にあるという噂があるが…? | ||
郊外 | 農地や墓地がある郊外。マイリー神殿の本部はここにあり、訓練場は登録してあるファイターなら誰でも使うことができる。マイリー以外の五大神の支部も揃っている。 | ||
大橋 | 大通りの南端から、ミスリル通りへ続く大橋。渡る者は殆ど冒険者か、野心がある者だと言うニュアンスをつけて、『ニューゲートの大橋』と呼ぶ比喩や暗喩がある | ||
町の外 | ここから南は各GMによって都合良く決められる領域。大きい国が興っていたり等の、サイトに影響する設定がある場合以外は、基本的に自由の地。鉱脈の一攫千金の夢はまだ消えておらず、ここから南の鉱山跡を掘っていたら遺跡にぶつかったという話はよくあることのようだ。 |
NPCの情報 | |
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そよ風亭店長 アフロ | 通称、”アフロ店長”。冒険者の酒場『ルージュのそよ風亭』の代理店長をしている、アフロ頭が特徴的な兄ちゃん。 日頃は冒険者への仕事斡旋をしているが、ボディガードが必要ない程度には、本人の腕っ節も強い。明るい性格である。 一人称:俺、俺様/二人称:お前、アンタ、〜の姉御、〜の旦那、〜の兄貴/「俺がアフロ店長だぜい!!」 技能:不明 |
ウェルスリー財閥総帥 ヤチェフ・ロックカペ伯爵 | 町の二大財閥の1つ、ウェルスリー財閥の総帥。本名ヤチェフ=ファット=ロックカペ。黒々としたヒゲを生やした抜け目のなさそうな中年男性。 ミスリル採掘全盛期の貿易手腕により、一気に成り上がった人物。自由都市ニューゲートが誕生するごたごたの際に、ロックカペという爵位名を授かり、以後は実質は無いが伯爵を名乗っている。 一人称:ワシ、我輩/二人称:お前、貴様/「ワシになんか用か、金にならん話なら聞かんぞ!」 技能:ファイター1、プリースト1(チャ・ザ)、レンジャー1、セージ1、マーチャント6、ノーブル2 |
モルガノ財閥総帥 スタージル・モルガノ伯爵 | 町の二大財閥の1つ、モルガノ財閥の総帥。本名スタージル=ヘルボント=モルガノ。美術を愛する、長身で貫禄のある壮年の男性。 ロンドワナ大陸テール国の伯爵貴族だが、ニューゲート誕生前からこの地への投資によって巨額の富を得て、本格的に商業展開を開始した。普段はロンドワナ大陸で暮らし、ニューゲートでの活動指揮は息子と幹部が執っている。 一人称:私/二人称:貴公、貴方、君/「若い頃は船に乗るたび胸躍らせたものだが…私も年だな、長旅がきつくなってきた」 技能:ファイター1、セージ4、マーチャント6、ノーブル5 |
自警団団長 ボレド | 自警団の団長。金色の派手な全身鎧を着る剣士(騎士)の男。 正義感が強く腕も確かだが、猪突猛進で芝居がかったところがあり、町の住民にはどこか頼りないと言われている。一部の者には”金ピカ”という通称で親しまれて(?)いるようだ。 一人称:私/二人称:君、貴公、貴様/「待たせたな諸君、私が来たからにはもう安心だ! さあ悪党、黄金の騎士が貴様等を退治してくれる!」 技能:ファイター5、セージ1 |
自警団副団長 ザザ | 自警団の副団長。痩せぎすな中年男性。 腕っ節は強くないが、自警団の計画や会計をこなす手腕に優れており、組織維持の支えとなっている。初期の移民として昔からこの地に住んでおり、土地への愛着は人一倍強い。団長とは運営方針で衝突することもあるが、お互いの信頼は厚い。 一人称:俺、私/二人称:お前、君、アンタ/「頼むから、器物破損は最小限に抑えてくれよ団長……」 技能:ファイター1、セージ2、マーチャント3 |
貿易都市、ワイルドベリー
街道が交差する場所に立つ大きな貿易都市。ニューゲートから最も近いロンドワナ大陸の港の1つです。ニューゲートへは、船で片道半日ほどの距離になります。
古くから石建築により頑丈な建物が造られてきましたが、都市が拡大していくごとにその建築技術は精錬されてゆき、現在では古風な家並みと近代的な巨大建築物が混在している大都会です。セシリア騎士団領の支配下にあり、人の流れが多く雑多な町並みに反して、治安は良い方と言えます。しかし、下町(スラム街)の治安は一気に悪くなります。
人の多さから、大衆文化の発信地として様々な娯楽施設が誕生しています。それによって人口は更に増えました。周囲の土地は岩だらけで、作物を育てるのには適しておらず、移住者は町での商売を目的にする者が大半です。
町の情報 | |||
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町名 | ワイルドベリー | 人口 | 約10万人 |
町の言語 | 共通語(出身者は東方語) | 軍隊 | セシリア東部第三騎士団 |
施設 | 冒険者ギルド:あり 魔術師ギルド:あり 神殿:五大神すべて(チャ・ザが最大勢力) 盗賊ギルド:あり ルーンフォーク整備施設:なし その他特殊な施設:闘技場、公共賭博場、大劇場 | ||
知名度 | 町の存在:12(冒険者は既知) |
NPCの情報 | |
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市長 ポルケノ | ワイルドベリーの市長。灰色の体に紺のたてがみを持ったリルドラケン族の男性。 元はセシリア騎士団の団員だったが、本部からの任命によってワイルドベリーの市長を任される。私腹を肥やさんとする周囲の豪商貴族に常に目を光らせているが、騎士団への反発を起こさないよう、細かいことは大目に見ているようだ。 一人称:私/二人称:君、貴公/「街の秩序を守るためだ、私も協力しよう」 技能:ファイター6、プリースト2(ファリス)、セージ2、ノーブル3 |
ロードレスランド北部の大まかな設定
ロードレスランド北部には、いわくつきの地形や、数多くの遺跡が点在しています。ここでは、特に有名な地帯を幾つか紹介しておきます。ここに記載されていなくとも、小さな村や集落、そして数多くの遺跡や特殊な地形が、ロードレスランドには点在しています。ゲームマスターは自由に設定してください。 最北端の陸地部分は停船するのに楽な地形となっており、港湾都市ニューゲートがあります。しかし、他の海岸線は垂直に切り立ったテーブルマウンテン状の断崖絶壁が続いていたり、荒れ狂う海域や海の魔物に囲まれているなどで様々な障害があり、どこもまともに停船できる状態ではありません。これはロードレスランド南部も同じ状況であり、ロードレスランドの調査が進まず、今まで手つかずの大地であった原因の1つです。 |
主な地帯の説明 | |
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ニューゲート | 北端にある、ロードレスランドと他の大陸を繋ぐ唯一の港湾都市。北部で最も人口が密集している街でもあり、冒険者達の拠点でもある。 |
開拓路 | ニューゲートから大陸の南部まで伸びる主要街道。脇道が多く、整備はあまりされていない。主要ルートは、フェルゲル川を渡り、深緋の樹海の脇を通り抜け、ガオ砂漠を避けて第三ミスリル鉱山跡の脇を通り、南下してクルナ川を渡り、ロードレスランド南部に至る。 |
第一ミスリル鉱山跡 | ニューゲートのすぐ南にある山脈。ミスリル鉱脈があったが、今は枯れているとされている。 |
第二ミスリル鉱山跡 | ニューゲートから徒歩半日ほどの距離にある山脈。ミスリル鉱脈があったが、今は枯れているとされている。 |
第三ミスリル鉱山跡 | ニューゲートから徒歩6日ほどの距離にある山脈。ミスリル鉱脈があったが、今は枯れているとされている。発見されている中で最も大きなミスリル鉱山であったため周囲に人が集まり、現在でも周辺には大きな集落が幾つか点在している。 |
竜の山脈 | ニューゲートから徒歩8日ほどの距離にある北部で最大の山脈地帯。近辺の島から竜が獲物を探しによく訪れることから、冒険者でも滅多に立ち寄らない危険な場所である。『竜の狩猟場』とも呼ばれている。 |
深緋の樹海 | ニューゲートから徒歩3日ほどの距離にある広大な森林地帯。奥に行くほど赤い樹木が増えていく。変わった薬草が採取できる他、多くの魔物が潜んでおり、森全体が不吉な緋色に染まる奥地には、誰も見たことがないような恐ろしい怪物が棲んでいるらしい。 |
フェルゲル川 | 第一ミスリル鉱山跡と、第二ミスリル鉱山跡から流れる大きな川。 |
クルナ川 | 第三ミスリル鉱山跡と、竜の山脈から流れるとても大きな川。中流には死者の湖がある。 |
死者の湖 | ニューゲートから徒歩8日ほどの距離にある、ロードレスランド北部で最も大きな湖。周辺から温泉が湧いており、湖全体が黄色っぽいおどろしい色の塩湖である。近辺にミスリル精錬工場跡地があり、水中には都市の遺跡も沈んでいる。決まった日に行くと死んだ者に会えるという言い伝えがある。 |
ガオ砂漠 | ニューゲートから徒歩5日ほどの距離にある広大な砂漠地帯。大規模な遺跡である大廃墟を中に構え、小さいオアシスなども点在している。当然、砂漠の魔物も多い。 |
大廃墟 | ニューゲートから徒歩6日ほどの距離にある、砂漠の中の遺跡群。1つの巨大な都市であったかのような建造物の跡地が、砂に埋もれている。地中には階層が深く迷路のような地下遺跡が広がっており、無数にある入り口を通って数多くの冒険者が挑んでいるが、未だに全貌が掴めていない。 |
ロードレスランド中部の設定
ロードレスランド中部にて、探索により発見された地形や遺跡は以下の通りです。
発見された地形や歴史的建造物 | |
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ドラゴンブレス王国 | ロードレスランド中央部にはるか昔にあったとされる国。魔神戦争を経験し、魔神王の復活を阻止した。その時の王はアルス・アイディン。アルス・アイディン王の在位中は治世が施され、平穏に暮らしたとされるが、現在のニューゲートの住民にその存在を知る者はいない。なお、ドラゴンブレス王国は苗字・名前の順での表記である。 |